【 たくさんの夢をつなぐ会( 18/08/31 fri ) 】故 #梶原拓 前岐阜県知事・元全国知事会長の遺作「情場(jojo)の時代を生きる * #ぎょうせい」は、東京都内 #都市センター で本日お披露目を迎えました。8月31日正午、ちょうど丸一年前のこの日この時間、遺書によりお身内以外誰一人と通夜葬儀への参列叶わず、私は岐阜市斎苑の駐車場の片隅で、雲一つない初秋の大空を見上げてひとり手を合わせていました。夕方、自宅に奥様を訪ねると、遺書の中に書きかけの本の行方を私に託す旨の記述があることを知らされ、その場で居間のパソコンを開くと電源が入ったままにて7月2日付の保存、とても区切りが良いとは思えぬ書きかけの原稿で止まっていました。きっと途中で体調を崩されたのでしょう…。遺書の日付けが7月8日、入院が6日でしたから、本当に亡くなられる間際までご自身の思いや考えを世に発信しようとされていたことがすぐに分かりました。最後にお目にかかったのも昨年6月で、用件も出版に向けた打ち合わせでした。本の内容は知事として取り組んだあれやこれやの回顧録ではありません。知事在任中そして引退後もライフワークとされた情報社会のこれから、地域社会のこれからを、時代の基本構造を踏まえて論じた、ご自身曰く「情報社会の教科書」です。絶筆となったものの、託された者として故人の思いを形にしたい、晩年の姿ありのままを残したいと、原稿は殆どそのままにて、昨年末に遺族のご理解の下、出版に向けた準備を開始しました。
今日のお披露目は、全てが友人有志の手作りでした。そのおひとり、元知事秘書で飛騨市の #都竹淳也 市長は、心込めて自ら正面の壇のしつらえを組んでくださいました。「しめやかでは梶原さんらしくないから、元気よくガッツポーズで行こう!」と声をかけられたのは、元宮城県知事の #浅野史郎 さん。梶原事務所に勤めていた頃からお世話になっており、懐かしい思い出話に花が咲きました。今回は、元知事有志をはじめ、旧建設省時代のお仲間も多い東京での開催となりましたが、岐阜からも本当に大勢の皆さんが駆けつけてくださいました。もとより時の為政者ですから、為したことが大きければ大きいほど、賛否両論あることは私も同じ世界に身を置く端くれとして十分承知しています。ですが、16年間の「夢おこし県政」だけでなく、知事引退後もなお「夢を描き続けた姿」は、梶原さんの人となりを知る方にもそうでない方にも、そして後世にもぜひ残したい、そう強く思いました。
実にあたたかな会となった今日のお披露目会。天に召されてもなお温かいご縁が続くような人になれるよう、都竹市長同様に、これからも梶原さんの背中を追い続けたいと思います。「拓さんの、沢山の夢をつなぐ」をキャッチに、今日のお披露目を経て1,000部限定の受付を以下より開始します。
▼ 朝日新聞*電子版より。
https://www.asahi.com/articles/ASL8641TGL86OHGB003.html
▼ 日経新聞*電子版より。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33836190W8A800C1CN0000/
▼ 下記サイトにて本の購入を受付しています。
http://wada-naoya.jp/kajiwara-taku/
なお、自由書房「岐阜高島屋店」「県庁店」でも取り扱われます。