【 「情場」の時代を生きる( 18/08/29 wed ) 】今日は亡きおとっつぁんの命日です。何とか今日のこの日に間に合いました。まずは第1号をお届けに上がり、お線香をあげ手を合わせました。昨年8月29日未明に天に召された故 #梶原拓 前岐阜県知事・元全国知事会長の遺作「情場の時代を生きる * #ぎょうせい」を東京都内 #都市センター でのお披露目を経て今月末に出版します。遺書のメモに基づき遺族と相談、昨年末より準備を進めていました。9月上旬には岐阜市内の #自由書房( #岐阜髙島屋 店、#県庁 店)でも取り扱われます。先日、県庁で記者発表を行いました。

知事引退後の晩年12年は、在任中より力説していました「情報社会と地域社会のこれから」についてひたすら本を読み漁り、自らパソコンやタブレットを駆使してレポートを作成、出来上がったレジュメを携えては上京し、国や民間有志に呼びかけて研究会を開いていました。こうした積み重ねにおいて「ぜひ本にまとめられたらいかがですか?」と何度か提案していたところ、「情報社会の生き方について教科書を書きたい」そう口にされるようになり執筆活動を開始、自宅の居間で独り黙々と打ち込んでおられました。この活動が亡くなられる1ヶ月前まで続いています。

本の中身は、知事としてのご自身の回顧録ではありません。情報社会の構造や在り方を、まさに亡くなる間際まで説き続けたものです。パソコンのデータは、入院直前の昨年7月2日付で最後の保存となっており、書きかけのままでした。奥様から預かった遺書のメモには、そんな書きかけの原稿の行方を託す旨が記されていました。最期まで「情報社会と地域社会のこれから」について論じられた、その在りのままの姿を後世に残したい、そう強く思いました。ご遺族の自費出版(1,000部限定)という形で今日に至りました。今後、故人の思いを広く社会に発信する過程で、ゆかりの友人有志の皆さんのお手をお借りできたら幸いです。一周忌にあたり、手を合わせご報告です。

▼ 日経電子版より。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33836190W8A800C1CN0000/

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