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【 徹明&木之本で小中一貫校視察( 17/01/17 tue ) 】今年度の岐阜市教委の予算で確保されている「小中一貫校研究費」により、徹明・木之本の両自治会連合会・PTA・学校代表による東京都品川区立荏原小中一貫校(荏原平塚学園:近隣の小学校・中学校の統廃合により新設されています)の行政視察が行われ、政務活動の一環で同席しました。今春、現木之本小にて開校する徹明さくら小により現徹明小の跡地活用が注目される中、都心居住政策とマッチした魅力ある教育環境整備の一策として、岐阜市立の小中一貫校新設を市議会でも度々提案していますが、今日の視察はその意義を深める貴重な機会となりました。
 
校長は1名、副校長は3名(1〜4年生担当、5〜7年生担当、8〜9年生担当)となっており、学校行事は全校一斉のものと複式によるものと区分けされています。
 
特に注目したのは3点。1点目は、品川区独自の「市民科」を1〜9年生まで一貫して行っていること。地域の歴史など品川区独自採用枠の教員と地域住民により作成された教科書が定期的に更新され、キャリアデザインや道徳も含まれています。2点目は、各教室のプレートには町内会の名前が。尋ねればそれは「避難所表記」とのこと。予め各教室が各町内の避難所に指定されており、地域に開かれた防災拠点である品川区の姿勢を垣間見ました。3点目は放課後児童クラブです。屋上庭園でのびのび遊ぶ子どもたち。ざっと100人近くが元気に遊んだり、読書をしたり、先生と一緒に宿題をしたりと過ごしています。安倍政権の1億総活躍の施策は「子育ては地域で助け合いながら行うものというニーズ」をますます加速させることになると思われます。空き教室の活用による対応ではない専用の広々とした放課後児童クラブの空間を見せて頂き、今後の公共施設等総合管理計画にもぜひ反映させたいと気持ちを強くしたところです。
 
さて、今回の行政視察を経て、引き続き地域の皆さんと足並みを揃えながら、小中一貫校新設へ向けて研究調査と提案を続けたいと思います。
 
(写真1・2:徹明公民館の福井館長さんと品川区「市民科」教科書&校長先生から説明を受ける様子、写真2:地下体育館、写真3:近隣町内会の避難所に指定されている教室)