【 More Energy Less Carbon( 23/02/15 wed )】月曜の続きです。「今日の世界最大の課題は、より多くのエネルギーを、より少ない温室効果ガス排出で共有する、この同時解決である」とは元三井石油開発顧問でエネルギーアナリストの #岩瀬昇 さんの著書「#武器としてのエネルギー 」の一節、第62回 #GIFUプラットホーム懇話会 (異業種勉強会)での一コマです。

昭和天皇をして「油に始まり、油で終わったようなものだ」と述懐せしめた太平洋戦争。「この国はエネルギーを持たざる国である」ことを大前提としているけれども「エネルギー政策こそ日本の生存問題」と警鐘を鳴らした大正時代の地理学者・志賀重昂の著書「知られざる国々(1925年)」の一節「油断國断」が、100年後の今なおそのまま課題としてのしかかっている現状からして、エネルギーリテラシーとは、一体どれくらいの問題意識で、少なくとも各界のリーダー層が共有しているのだろうかと、岩瀬さんの指摘に改めて目を覚ました思いです。

求められる「日本外交のしたたかさ」と「国策としてのエネルギー基本計画」も今回の勉強会で強く印象に残った指摘です。「各分野それぞれに何が実践できるのだろうか」との問いかけの回答の一つに、会場となった各務原市の #湯癒草々 #恵みの湯 日本温浴研究所は星山社長の実践がありました。曰く「プーチンの戦争とコロナ禍が続く過程で、諸エネルギーが今後下がることはないだろう」との大局観から消費動向の捉え方を分析、経営判断をしているという点です。翌朝、#岐阜をつくる #TSUKURU を会場に開かれた、岩瀬さんを囲む #岐阜モーニング 会にて熱弁を振るった星山社長から垣間見たところです。 

「エネルギーリテラシーを向上させていく」ことを使命感として「今後も日本のエネルギー分野の執筆活動・講演活動を展開していく」と岩瀬さん。政治に身を置くひとりとして、改めて大局観でモノゴトを見つめ直していきたいと強く感ずる今回の懇話会となりました。