14393256_10211249732346082_1618746914_o
【 大切な先生との別れ( 16/09/20 tue – 22 thu ) 】今日は特別な存在の先生とのお別れの日となりました。
 
2000年代前半、学生時代に関わった路面電車存続の市民プロジェクト以来のご縁で、本業の大学教授など多忙を極める中、岐阜市中心市街地活性化のための様々な委員会・審議会の座長を務められ、6年前には空席だった私の後援会長を快く引き受けてくださり、本当に楽しい後援会へと導いてくださった吉田良生先生が春から体調を崩され、20日ご逝去されました。68歳、あまりにも早いお別れとなりました。
 
最期の面会となった9月12日。病室で「昨日カープが優勝したんだよ」と嬉しそうに語られた先生。思えば先生と何度「中日x広島」戦に出かけたことか。野球が大好きで、広島県出身のカープ一辺倒の先生。岐阜という土地柄、中日の青一色のスタンド席にも関わらず、カープがホームランを放つと静まり返る中日スタンドでひとり立ち上がり「いいぞ〜!」と満面の笑みで声援を送った姿は、まるで野球少年、その人間味あふれるお姿を忘れることはありません。25年ぶりのリーグ優勝は、この上ないプレゼントとなりました。
 
今週開かれている常任委員会の最中に着信があり、散会後すぐにかけ直した電話が先生の訃報となりました。最期にあたり、先生は病理解剖の承諾をされたと伺いました。検体となられた先生から得られた情報は、これから約1年をかけて、若き研究者たちの手によって新たな医療技術の発展へと引き継がれることになる、そう伺いました。最期の最期まで、ご自身のカラダを差し出してまで、若き研究者、ひいては次の社会に道を拓かんとするそのお姿に、分野を問わず、最期まで学者の道を極められたこと、その生き方に深く学ばせて頂きました。
 
次々に蘇る思い出の数々に、心からの感謝とお礼を申し上げたいと思います。吉田先生、本当にありがとうございました。
 
(葬儀はご家族のご意向で家族葬として開かれました。後日、後援会に関わらず、大学・教え子・行政・市民有志による「吉田良生先生を偲ぶ会」を企画したいと思います*お問い合わせは office@wada-naoya.jp まで)