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▼ 質問(和田直也)

→このテーマについては、初日の高橋議員による代表質問と重なる点が多いので、私からは、学習環境の整備に的を絞ってお尋ねをしたいと思います。
まず、統合に関しては教育長にお尋ねします。
ことしの1月の段階で、徹明、木之本の両自治会連合会長さんと教育委員会との間で、平成29年4月の開校は確実に行う旨の確認書が取り交わされたと伺っております。速やかな対応をお願いしたいというふうに思います。その上で、校名部会を開き、今後、学校の名称を決めていくことや、通学路部会とか、あるいはPTA部会とか、必要な協議を進めていくとのことで、私も大切な地元地域として、今後も進捗においては側面的に応援したいというふうに思います。
その上で、今回の定例会では、統合小が設置される現木之本小学校の大規模改修について予算案が計上されております。今回の統合小というのは、徹明地域と木之本地域、そして、教育委員会とが一体となって、岐阜市型アクティブラーニングの先行的な導入や大学との連携など、魅力ある学習環境の確立に向けて、最高水準の学校づくりを進めていくとされております。
具体的にハード、ソフト両面においてどのような整備計画を進めていかれるか、その詳細をお尋ねしたいと思います。
次に、徹明小学校の跡地活用については、短期的、中・長期的なそれぞれの活用法について、さきの答弁でも伺っておりますが、市長部局が進めようとする都心居住、まちなか居住という観点からも、良好な学習環境が近接しているということはとても重要な要素であることから、徹明小学校の長期的な利活用法については、さきの12月議会でも提案し、また、教育長も、また、先ほど市長も答弁していただきましたように、現徹明小での──これは私の提案ですが、──小中一貫校の新設も一案との考えに基づいて、積極的に調査研究を進めてほしいというふうに願います。
そこで、平成28年度の具体的な調査研究方針を改めてお尋ねしたいと思います。
次に、統合に関連して、周辺の環境整備については基盤整備部長にお尋ねします。
これは、さきの12月議会で時間切れになってしまった点ですので、改めて今回お尋ねしたいと思います。
統合小の地域合意を進める一環として、ああ、一緒になるんだと、こういう一体感のある、あるいは連続性のある周辺の環境整備というのは大切な観点だというふうに思います。例えば、通学路の整備という観点からすれば、真砂町から都通にかけての光明町を初めとする東西の通り、光明町金町線における歩道改修、児童を初めとする歩行者の安全性の向上という点から、あの場所はちょうど幅員も十分ありますので、自転車走行空間、岐阜市が推進しているこの政策ですが、これもぜひ設置を検討していただきたいと思います。
また、車道においては、昭和30年から40年に全面整備が完了して以降、長年にわたって大きな改修は行われておりません。これは徹明小の前も含まれております。
現在、国土交通省が進める無電柱化に関する設計要領等の改訂案がまとまった段階で、ぜひあわせて全面整備に着手していただきたいと願うものですが、基盤整備部長の考えをお尋ねしたいと思います。

▼ 答弁(教育長)

→まず、老朽化に伴う改修工事等を木之本小学校で平成27年度から開始しております。平成28年度は図書室等の整備や校舎の屋上防水工事、平成29年度は理科室等の改修や体育館の外壁・屋根防水工事等を予定しております。平成28年度予定の特色ある内容としては、小学校向けアクティブラーニングルームの整備があります。現在、両校では、岐阜大学教職大学院の研究開発指定校として先進的なカリキュラム開発を行っており、大学のサポートを受けつつ、統合新設校を最高水準の学校にするべく、校長を初め、両校の教員たちが研究を重ねております。グローバル社会のニーズに対応した大学入試改革に間に合うよう最新のカリキュラムを実施し、中心地の小学校にふさわしい魅力ある統合新設校を開設したいと考えております。
2点目、小中一貫教育の研究内容についてお答えいたします。
教育委員会ではこれまで、施設分離型の小中一貫モデル校として、藍川小と藍川北中、厚見小と厚見中、長良西小と長良中の3校区で調査研究を進めてまいりました。新年度、新たに長良小と長良東小と東長良中の2小1中をモデル校として指定し調査研究をしてまいります。モデル校では、学校の教育目標を統一し、一貫した教育を推進してまいります。教師同士の交流を図るとともに、指導方針の共有化を図っており、子どもの団結力、学力・学習状況、生活態度、合唱、英語教育など、既によい成果が見られております。
教育立市を標榜する岐阜市にとって、例えば、富山市のように、中心市街地の学校に小中一貫校を設置することは魅力あるプランです。また、京都市や品川区のように、校舎の建てかえ期に施設一体型にするとか、三鷹市のように全ての小中学校を何々学園としてくくって施設分離型小中一貫教育を実施するなど、全国でいろんな取り組みが進んでおります。少子化の中にあって、小中の建てかえ時に小中一貫校を検討することは、財政上の理由からも検討に値するものと考えております。

▼ 答弁(基盤整備部長)

→御質問の、徹明小学校西の真砂町11交差点から木之本小学校西の都通5交差点までの東西道路は、都市計画道路金町光明町線であります。本市では、この区間につきまして、安全で快適な通行空間の確保、都市景観の向上、都市災害の防止などを目的としまして、道路上から電柱をなくす無電柱化整備の検討を進めてきたところでございます。
国におきましては、平成26年から、無電柱化を推進するための大きな課題である高コストに対応するため、無電柱化推進検討会議や無電柱化低コスト手法技術検討委員会が開催され、無電柱化整備の低コスト手法の技術的検討が進められております。
現在、その検討の中で、低コストに寄与する方法の1つとしまして、電線類を浅く埋設する手法が導入可能であるともされており、今後は、国におきまして、他のコスト低減技術の検討とあわせまして、無電柱化整備に関する設計要領等の早期改定に向けて検討が行われるものと伺っております。
金町光明町線の道路整備につきましては、効率的な無電柱化事業の推進のため、先ほどの国の設計要領等の改定の結果を踏まえまして、低コスト手法を取り入れた無電柱化整備に向けて検討してまいりたいというふうに考えております。また、その際には、歩行者の安全対策、景観及び周辺の道路整備状況にも十分配慮した道路空間となるよう整備の検討を進めてまいりたいと考えております。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

→質問から概ね1年後をメドに議事調査を行い、進捗状況をご報告します。

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