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▼ 質問(和田直也)

→岐阜市立中央図書館における郷土情報発信拠点についてお尋ねします。旧図書館時代から、岐阜市には大変多くの図書館に対する理解者・協力者があります。例えば、弁護士の故羽田辰男先生のご意志による多額の寄附に基づき、毎年多くの書籍が利用者に提供されていることや、故松尾国松元岐阜市長の寄贈に基づく松尾文庫の開設など、先人の多くの志は、ぜひ岐阜市立図書館ならではの郷土情報として、大切に継承して頂きたいものです。信長など歴史的な郷土情報は言うまでもなく、図書館そのものに関わる重要な郷土文化人等との関わりを知る図書館司書の皆さんには、ぜひコーディネートに関わるポストを用意するなどして、今後も引き続き新たな協力者や理解者のご意志を大切にあたため伝える存在として活躍してほしい、そう願います。教育事務局長の見解をお尋ねします。

▼ 答弁(教育事務局長)

→郷土情報発信と司書の登用についての御質問にお答えします。
岐阜市立の図書館では、図書の貸し出しに加え、郷土資料の収集、保存にも努めております。加えて、岐阜市ゆかりの文学作品や作家について、所蔵資料の活用や郷土に関連する文学の掘り起こしを行い、幅広い年齢層に対して情報発信を進め、岐阜ゆかりの文学伝承に努めております。
このような取り組みの延長として、郷土の魅力再発見をテーマとして、岐阜が舞台になった文学作品や岐阜市出身の作家などを時代別に整理した岐阜市ゆかりの文学年表を有識者の方々と協働して作成することを検討いたしております。この文学年表の作成を通して、郷土の文化人との交流を進め、岐阜の文学を市民の皆様に発信していきたいと考えております。
さらに、これまでに岐阜市立図書館に対し、図書を寄贈していただいた篤志家の方々の思いを伝えるため、寄贈本の企画展示などにより、情報発信してまいりたいと考えております。
また、このような事業を展開するためには、司書の専門性や経験が必要であると考えており、司書としてのノウハウや経験を十分発揮し、そのよさを引き継ぎながら図書館サービスを充実させていくことはもちろん、図書館の枠を超えた新しいサービスにも果敢に挑戦していきたいと考えております。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現 
→「岐阜を舞台にした文学」(長良川大学講座文学ライブ)を開催。
→「岐阜市ゆかりの文学年表」(長良川大学講座講師の協力)を作成。
→「信長公コーナー」の設置。
→「寄贈本の企画展示」郷土資料の収集・保存作業も含め、様々な事業を通じて司書としてのノウハウや経験の蓄積に努めています。(教育委員会回答)

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