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▼ 質問(和田直也)

→多世代交流拠点としての図書館のあり方について、教育事務局長にお尋ねします。言うまでもなく、図書館は子どもたちに留まらず、お年寄りの皆様まで多世代が集う・学ぶ拠点であります。丸い特徴的な本棚など斬新なデザインは、新しい岐阜の図書館が誕生したという印象を強く打ち出すものと私は理解していますが、図書館という、ある意味古典的なイメージを根強く持たれる比較的ご年配の皆さんからは、時折使用を巡るご意見を頂いたり、働く世代の利用促進を含めた多世代交流拠点としての図書館をどう形づくっていかれるか等、ご意見を頂くこともあります。この多世代交流拠点の施策について、教育事務局長の考えをお尋ねします。

▼ 答弁(教育事務局長)

→1点目の、多世代交流施設としての大人向けの取り組みについてでございますが、ことし7月に開館いたしました中央図書館は、市民の皆様に寄り添った身近で楽しく過ごせる滞在型図書館を目指して、さまざまな取り組みを進めてきたところでございます。
具体的には、「わんこカート きらら」のおはなし会や、岐阜ゆかりの直木賞作家、朝井リョウ氏をお招きした中高生によるショートショート発表会などのさまざまなイベント開催や、本を紹介するポップの作成など、楽しく親しみやすい図書館づくりに努めてまいりました。その結果、幼児や小学生を初め、家族連れ、高齢者など、幅広い世代の方々に御利用いただいております。
さらに、大人向けの取り組みといたしましては、公共図書館の新たなサービスとして、ビジネス支援事業を商工観光部と連携して実施しているほか、この秋からは「本とまち」をテーマに、地域でさまざまな分野で活躍されている方の活動や図書に対する思いを語っていただく「ゆっくり、のんびり。ぎふで暮らそう。」と題したトークショーを実施いたしております。その結果、開館後、新規に図書館利用カードを作成された方が既に1万人を超えるなど、新たな利用者層の掘り起こしという大きな効果を生み出したものと考えております。
しかしながら、日中は仕事をされている方々に対しましても、仕事の後に図書館に立ち寄って受講していただけるよう新たに大人のための夜学講座を実施していきたいと考えております。この講座は、午後6時以降の開講を予定しており、例えば、地域の方を講師に招くなど、歴史や伝統文化など地域の魅力をアピールする講座として開催してまいりたいと考えております。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現 
→「ゆっくり、のんびり。ぎふで暮らそう」(様々な分野のゲストを迎え、暮らしについてくつろぎながら考える講座)年数回開催。
→「みんなの図書館おとなの夜学」(岐阜の文化や歴史をディスカッション形式で紹介する講座)年8回開催。
→「みんなのライブラリー」(おすすめの本を紹介するワークショップ)毎月1回開催(としょこん)もあります。
→「ぎふライブラリークラブ」(図書館や本に関する活動を企画・運営する)の発足。(教育委員会回答)

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