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▼ 質問(和田直也)

→今回は450年という節目を、より多くの市内外の皆さんを巻き込んで迎える提案としてお尋ねをします。
以前の質問では、兵庫県姫路市の姫路城改修事業によるふるさと納税制度についてお話をしました。市の担当者からその仕組みのレクチャーを受けたお礼に、私も5,000円、少額ですが、納めてきたお話をしましたが、やはり少額でも納めますと、改修事業はどれぐらい進んだかなあというふうに時々ネットでチェックしたり、気になるものです。よくお金を出すと口も出るというふうに言われますけれども、まちづくりの分野ではむしろ大切なことだと思います。自分の納めた税金がこれに使われた、それが明確であればあるほど納めがいがあるという声を伺います。市長がこの議会で多用しておりますケネディの言葉にも通ずる具体的な仕組みではないかなというふうに思います。
先日、岐阜県内の50歳以下の市町村議会議員で構成されます岐阜☆青年市町村議員ネットワークの研修において、ふるさとチョイスというふるさと納税制度を活用した自治体のユニークな広報戦略を勉強させていただきました。ポータルサイトが今あります。岐阜市においては、例えば、織田信長公居館跡発掘調査に係る経費に充てるふるさと納税、長良川の世界無形文化遺産登録を目指す、鵜飼の世界無形文化遺産を目指す事業に係る経費に充てるふるさと納税など、目的明確な制度設計を行ってはどうかというふうに考えます。より多くのプレーヤーを集める形で450年という節目を迎えられることを願い、藤澤副市長のお考えをお尋ねします。

▼ 答弁(副市長)

→本市におきましては平成20年度より元気なぎふ応援寄附金を設け、ふるさと納税の受け皿として活用をしております。寄附をいただく際には寄附者の意向に沿うことができますよう、教育・生涯学習・文化芸術の分野、あるいは医療・健康・福祉の分野など5分野を設定しております。そのほかに議員御提案のように、地域活性化の目玉となるような特定事業を寄附対象とした取り組みもいたしておりまして、ここにパンフレットがございますけれども、この中には「憩い・にぎわい広場等樹木整備」などと、こう記されておりまして、ことし8月から平成27年夏の「ぎふメディアコスモス」オープンまで、岐阜大学医学部等跡地に建設中の「ぎふメディアコスモス」に設置する並木道等を含む広場に植栽する樹木整備への寄附を募っております。11月までに33件、約500万円もの寄附が寄せられております。この場をかりて厚くお礼を申し上げたいと思います。
こういった取り組みは岐阜市をわかりやすくアピールすることができ、市民と行政が一緒になって事業をつくり上げたという一体感が生まれる、そういったことが期待されるなど、大変意義のある取り組みと考えております。さらには、地域を愛する心を育て、みずから事業に参画するという市民協働の意識の醸成にもつながるものと考えており、岐阜命名450年に向けました記念事業などにも寄附制度の活用ができないか、検討してまいりたいと思っております。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ △ 現在進行中 
→特定事業を使途目的とした寄附として「ぎふメディアコスモスの憩い・にぎわい広場等の樹木整備」「FC岐阜への支援事業」を継続して実施しています。今後、庁内関係各課で構成される基金活用事業検討部会において、新たな特定事業を使途目的とする寄附の呼びかけを行います。また「岐阜」命名450年に向けた記念事業が検討される機会には、活用が可能かどうかを協議していきます。(市民参画部回答)

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