【 並木道を守り育てるには…( 21/08/25 wed )】岐阜市の排水路整備のため一時的に伐採された銀杏の並木道( #桜通 )です。殺風景な印象を受けますが、人の感性は十人十色。並木道は通行される多くの皆さんを和ませてくれますが、沿道の住民の皆さんからは必ずしも満場一致で歓迎されているものでもありません。落ち葉の問題はじめ苦情も頂きます。桜通もかつては桜が植えられていたので桜通でしたが、毛虫等の苦情もあり銀杏に植え替えられています。ところで、岐阜市の市街地の #緑被率 (都市内の緑地面積が占める割合)は全国的に見ても低い現状があります。#金華山 が聳えるからか、さほど緑の不足を指摘される声は伺いませんが、それでも十分に成長した豊かな木々を岐阜市の市街地で見かけることは殆どありません。実は細江前市長時代の選挙のマニフェストで「岐阜市緑の基本計画」が改定され、市道沿いの並木道は極力自然な木々の姿のままで育てていく方針となりましたが、これにもやはり沿道の皆さんのご理解が欠かせられません。並木道ならではのお困りごとを沿道の皆さんだけに集中させず、地域みんなで取り組んでいこうと、最近では #光明町 の銀杏並木は、木之本まちづくり協議会や青少年育成会の協力もあり清掃活動を展開され、 #本郷町 のケヤキ並木ではお掃除をイベントとし、地域の交流の場として展開しています。お隣の各務原市では、森市長の時代に民有地の緑被率向上に取り組まれ、実際に各務原市内のコンビニなどあらゆる民間施設に一定の緑地空間が整備されています。とても良い取り組みだと思っています。ドイツ発祥のまちの緑の里親制度も参考に、ぜひ #寺田寅彦 の「 #日本人の自然観 」のような感性を大切にする都市づくりを岐阜市で積極的に推進したいと考えています。

岐阜市みどりの基本計画
http://www.city.gifu.lg.jp/secure/9614/13.pdf