→「岐阜市庁舎のあり方検討委員会」を傍聴。3月に新庁舎の建設を「必要」と中間報告した検討委員会では、最終報告に向けて「どこに、どれくらいの規模で建てるか、そこにどんな機能を集約するか」を議論しています。建てる場所の案は6つ。①現庁舎敷地内、②岐大医学部等跡地、③徹明小学校、④文化センター・金公園、⑤岐阜競輪場、⑥市街地再開発ビル、での建設です。この中で、交通アクセスや駐車場確保などの「市民の利便性」、ワンストップサービスや防災拠点等の「機能の実現性」、「敷地規模」の3つの観点から、検討委員会では①と②を有力候補地として決定。一方、新庁舎の規模は「41,000㎡」と説明しています。今日の検討委員会では、委員の皆さんから「41,000㎡を高さに例えるとどれくらいなのか?」とか「岐阜市と同規模都市の一宮市の新庁舎は31,000㎡だが、本当にその規模が必要か?」等の意見や質問が出されました。高さとしては①の場合は20階強程度(現庁舎西側駐車場に建設する想定)、②の場合は20階弱程度(候補地が新図書館の南側のため、日照に支障のないよう細く高く積み上げ建設する想定)と説明。また、一宮市との比較では、職員数が岐阜市の方が多いことを比較として答弁しています。②に移転新築の場合は、移転後の現庁舎の跡地利用策も重要な要素となります。最終的に②が検討委員会の最終報告となった場合は、それが岐阜市側の議案として市議会に上程され、最後は市議会での2/3の賛成が求められます(地方自治法 第4条 第1項)。全市的なまちづくりの観点、周辺地域に与える影響等、特に規模や建物の高さの点は疑問点も多いため、今年度所属する総務委員会でも慎重に審議したいと思います。
岐阜市庁舎のあり方検討委員会(岐阜市 行政部 管財課)
http://www.city.gifu.lg.jp/18907.htm