【 木を見て森を見ず。岐阜市教育大綱の改正案について( 20/09/11 fri )】#岐阜市議会 本会議で質問に立ちました。いろいろ質問しましたが、#教育大綱 について書きます。教育大綱は市長が定めることとされています。今回、昨年の中学生自殺事案を契機に改定しようとしていますが、最重要文言として提案されている「自由の相互承認とその感度を高める」という言葉は熊本大の苫野准教授(哲学者)の言葉そのままです。市長が惚れ込んだ言葉とのことで、聴き慣れぬ言葉を敢えて据えることで、いじめ再発防止の議論を巻き起こすことを狙っているようです。しかし、教育委員から解説が必要な文言を据えることへの疑問が寄せられています。また、現在の岐阜市教育大綱「才能開花教育」の何が問題であるからその基本柱を変えていくのか、その検証が十分でないまま、自殺事案を契機に、まだその事案そのものの検証もこれから、という段階だった昨年9月時点で「問題は教育大綱にあり」とした方針について、当初より疑問視してきました。今回の政策プロセスは「木を見て森を見ず」、一本の木に問題があったから森の木を全てを取り替えるという手法ではないか?と問題提起しました。答弁では、才能開花教育をより進化させる旨の内容も含まれていただけに、より一層「じゃあなぜ変えちゃうの?せめて両論併記で良いのではないか?」と意見しました。この件に関する教育委員からの問題提起により、近く臨時の教育委員会も開かれるようです。教育委員による #レイマンコントロール (専門家の判断のみによらない、広く地域住民の意向を反映した教育行政を実現すること)に期待します。10月にはパブリックコメントも実施されます。教育大綱は、そのまちの教育方針の基本となり、各教育施策や予算にも大きく影響します。私たちの大切な岐阜市の子どもたちのこと、ぜひ考える契機にして欲しいと願います。
なお、この他、柳ケ瀬 #ドンキホーテ 撤退の件、withコロナと来年度予算の件などいくつか質問しています。詳報は下記よりチェックください。
岐阜市議会インターネット録画中継(11日分は来週更新されます)
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/gifu/WebView/rd/speech.html?year=2020&council_id=46&schedule_id=3&playlist_id=1&speaker_id=0