【 徹明公民館と中央コミセン機能( 22/03/24 thu )】今期の #岐阜市議会 文教委員会に上程されている #徹明 公民館改築予算に関連して、議案は賛成でしたが、#自民 会派より討論を行いました。内容は下記の通りです。

#徹明公民館 は、他の公民館とは大きく異なる利用実態があります。地区内利用が70〜80%となっている通常の地区公民館と比較しますと、徹明地区内の利用者は全体の約30%、地区外利用が約70%と異例の比率となっています。その根底には、他の公民館にはない「徹明ホール」の存在があります。ここを利用される方の半数が徹明地区外、内訳を見ますと、うち中心市街地外からの利用が半数にのぼっています。十分な駐車スペースや中心市街地の立地の良さからくると思われる公共施設の積極的な利用実態については理解するものの、今回の議案はあくまで通常の地区公民館の建設を前提としている点からすれば、「地区公民館建設限度面積に関する基準」に照らし合わせても、徹明地区が本来該当する人口7000人未満の地区における基準面積330平米に対し、670平米という倍の広さの設計案については、同ホール併設に対する他の地区への公平的確な説明責任が求められます。

一方、同館の建設にあっては、#木之本 地区との小学校統合といった他の地区にはない特殊な経過を辿った過程において、当該地での公民館建替えを当局が地域に説明してきたことや、コミュニティセンターのない中心市街地の実態を鑑みる必要もあります。

そこで、議案の採決にあたり以下3点を求めました。

1点目は、当該施設建設は地区公民館としての機能を前提としていながら、徹明地区外の幅広い利用実態が今後も見込まれることから敢えて原案規模での建設に踏み切ることから、主には地区外利用者の多い徹明ホールの利用については、その整備目的が地区外利用者をも視野に入れた特例であるということが明文化された施設要綱を作成するとともに、利用者はもとより市民の皆様に広くその意味を周知させること。

2点目は、#徹明さくら小学校PTA など学校統合において既に1つになっている各種団体の実態を勘案し、木之本地区については「校区内」利用とすること。併せて、この際すでに統合している小学校区内の地区公民館利用についても同様に適切な措置を取ること。

3点目は、これまで中心市街地へのコミュニティセンター設置を求める声に対して、岐阜市側は #市民会館 や #文化センター 等の機能がこれを補完しているとの説明を行ってきたものの、庁内組織再編によりこの2施設が「旧市民参画部」から「ぎふ魅力づくり推進部」に移管され、その主な機能が全市的な魅力創造に資する施設であることを強調されたことから、環境が変化したことも認められるため、公共施設マネジメントに関する条例案にも照らし合わせた説明責任を主に中心市街地の各地区に対して十分に果たすこと。

以上の3点を要望し、自民会派内でも色々な意見が出されましたが、最終的には議案に賛成となりました。

いずれにしても、これまで徹明公民館の改築にあたり尽力された地元の皆様に心から敬意を大切にしながら、一方では全市的な視点も引き続き大切にしながら議論を展開していきたいと思います。