【 高齢者の定義と学びたい姿( 17/06/10 sat )】木之本シニアクラブ大会に出席。今年度より着任した新会長が、会長就任を期に高齢者の定義を調べられたとのことで、その開会挨拶を興味深く拝聴。「高齢者の医療の確保に関する法律では65歳以上を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者、世界保健機関のWHOでは65歳以上、年金受給という意味でも65歳以上、しかし道路交通法では70歳、老人保健法では75歳以上などとバラツキがある。という意味で、社会全体では大方65歳以上が高齢者というイメージ。今後、健康寿命が延びるにしたがって、高齢者の定義が変わってくる可能性もある。日本老年学会では今後75歳以上を高齢者とする新たな定義も提言されています。さらに、昔と今でもすでに大きく異なります。織田信長は人生50年と言い、サザエさんの波平さんはお爺さんに見えるけれども設定では54歳、おフネさんは52歳(ここで会場でドヨメキがおきる☆)、そういう意味ではこの十数年で私たちの高齢者のイメージが大きく変化している、岐阜市では70歳以上の方に3000円分の高齢者おでかけバスカード(アユカ)を配布、健康保険料は2割負担へ軽減。岐阜市在住の100歳以上の方は現在162名。ということで、健康で有意義に生きましょう」と挨拶されました。実に興味深く拝聴していました。
 
さて、私の挨拶はそんな会長挨拶に続いてでしたので、先日ニュースに流れたApple社がアプリ開発者として認めた82歳の日本のおばあちゃんの話題と、近所の洋菓子屋さん(エイトリイさんです)が新たな挑戦のため旅に出られること、前会長の竹山さんは95歳でパソコン教室の「先生」を務める一方、長年使われてきた「老人クラブ」という名称を嫌厭する地域の空気に配慮して「シニアクラブ」と改称するなど柔軟に対応されてきたことなどに触れ、果敢にチャレンジする姿が後輩諸子の大きな励みになっていることなどお話ししました。前会長も新会長も実に学ぶところ多く、身近にあるこうした背中を追い続けたい、そう改めて感じた木之本シニアクラブ大会となりました。