【 新しい時代の種をまく( 19/04/09 tue )】先日の中日新聞の社説「新しい時代の種をまく」に目がとまりました。「私はねえ、木を植える人になりたいんです。成木になった姿を見ようとは思いません。それでもきっと豊かな森に育つと信じて木を植えたい」一昨年亡くなった #梶原拓#岐阜県知事 の言葉が紹介されています。
 
桜満開のこの季節になると「人は桜が咲けば花見を楽しむが、誰が植えたのかは気にかけない。それが政治。そしてもし枯れてしまったら、植えた人の責任。それも政治」ちょうど社説で紹介されているような話を秘書時代にしみじみ語ってくれた梶原さんの姿を思い起こします。
 
今年は時節柄、お花見にはご縁なく来週からの戦に備えています。戦が近づくと「あなたはこの4年で私たちのために何をしたのか?」と、お尋ねのメールが届いたりします。現職ならではの責任と心得ます。ただそれに「あれもこれも」と自ら口にすれば、それはそれで前からも後ろからも矢が飛んでくるのは自明の理でもあります。政治の功罪は、国や地方の大小問わず、やはり後世において評価が下るもの、そう信じて未来の声に応えるための政策立案・調整・実行に徹する、これが基本と思います。
 
「政治には無関心でいられても、無関係ではいられない」と、春夏の長期休暇に受け入れる議員インターンの大学生に語っていますが、先日の県議選の投票率低下を見るにつけ「政治家が木を植える人ならば、有権者は種まく人になってほしいね」そんな中日新聞の社説通りの結果が出るよう、告示までのあと数日、土をならしたいと思います。