【 人命救助の山田博子さん( 21/05/25 tue )】バイオ等微生物の研究に力を入れられ10年来のご縁を頂く山田博子さんがこの度人命救助をされました。

去る5月13日夜、この日はオンラインで異業種の勉強会を開いていました。ちょうど20時に終了、参加者の殆どがミュートになっていたため、山田さんがそのような境遇にあったとは全く知らず…、実は山田さんの研究室が入居する岐阜県庁にほど近いビル下階の火災報知器が作動していたそうです。殆どの方が避難される中、すぐに下階へ駆けつけられた山田さん。初期消火をされて無事鎮火。

ところが翌朝の岐阜新聞、自死に追い詰められた方が自室に火を放ったとの放火事件報道。「先日の勉強会がオンラインじゃなかったら、ビルも燃えて、人命も危うかったかもしれません」と山田さん…。実は勉強会の時に「急きょオンライン対応になった今夜の勉強会ですが、会場は人数として十分密回避が出来ています。お近くですし、よろしければおみえになりませんか?」と会場へ誘っていましたが、あの時「それでは」と山田さんが立ち上がっていたら…、と思うと、まさに奇々怪々、危機一髪でした。

さて、山田さんのこの素早い初期消火対応と人命救助について消防法を読んでみると「当該消防対象物の関係者は消火義務者」と位置付けられていました…。とはいえ、立法趣旨や大小建物規模の違い、出火原因が故意なのか過失なのかによる解釈の違いはあるのかないのか、色々と考える機会がありました。

ということで、何より人命救助、そして他の入居者の財産を守られた功績は大きく、山田さんへの心からの敬服の気持ちを込めて勉強会の仲間有志で「手作りの感謝状」を作成、お届けに上がりました。同じビルに入居されるうどん店でささやかな贈呈の儀を行っていると、うどん店のおばちゃんから「本当にありがとう☆」と、感謝の意がスイカのサービスにより示されました☆

山田さん、この度は勇気ある行動に心からの敬意と感謝を!研究活動、益々頑張ってください!