【 徹明地域夏まつりと地方議員定数( 17/08/12 sat )】お誘いを頂いて、表題のまつりへ娘とふたりでお出かけ。娘はお目当てのいちごのカキ氷と宝箱のおもちゃを手にして満足の様子。企画準備に関わられた徹明地域の皆さん本当にお疲れ様です。和やかな雰囲気の中で楽しませて頂きました☆

さて、市議という仕事に就いて強く感ずるのは、その仕事の見られ方の狭さです。従前より事前の準備から当日のお手伝い全てに気持ちよく参加していた催事についても、だんだんと市議として見られるようになり、それが地元の小学校区外の催事となると時にいろいろあり、ヤケドをした経験が何度かあります。ということで、時を経てだんだんと地域行事の参加も地元中心になりがち…、な面がありますが、徹明は今年度から木之本と学校統合したことに伴い、名実ともに気楽に伺える空間となっています。

ところで、よく選挙が近づくと「市議の数は半分で良い」というご意見を伺いますが、仮にその通り反映すると、岐阜市議会は現在の定数38名の半分で19です。しかし、その市議の見られ方は上記の通り小学校区に縛られることが多く、実際に「ウチの校区からひとり出したい!」というニーズも毎度根強いものです。では、仮に各校区から1名と計算すると、現在の岐阜市内の小学校数は46、統合前の旧校区を含めた地区数は49ですから、現在の定数より逆に多くなります。実は議員定数には基準がありません。以前は地方自治法で人口別に法定の上限定数が定められていましたが、昨今の地方分権の高まりとそれに伴う平成23年の地方自治法改正により、その判断は全て各地方議会(ひいては住民の皆さん)に委ねられることになっています。法律でなく各地域の条例により、より高度な判断が地方議員に求められ、その仕事の内容やレベルが問われる時代です。そこで、今後持つべきは目安です。私は小学校区単位ではなく、せめて中学校区単位くらいで市議という仕事を眺めて頂けたらと常日頃から感じており、それを意識して情報発信しています。岐阜市の場合、中学校数は22、旧校区含めると24です。すると、仮に将来どこかで議員定数議論になった際には「半分でよい」というニーズと「校区からひとり」というニーズが概ね両立します。もちろん、政党や各種団体の代表、世代のバランスなど多種多様な考え方がありますので一概には言えませんが、ひとつの目安として考えています。ちなみに、全国レベルで見れば、平成の大合併で既に地方議員はこの十数年でざっと3万人ほど減り半減しています。ひきつづき今後の人口減も意識しながら、住民の皆さんにもやや広範囲で市議という仕事を眺めて頂けたら、自ずと議員に求められる仕事の内容にも変化が生ずるのではと感じています。