→11月3日に開催した「まちまるごと岐商祭」事業報告会。県立・市立2つの「岐商」(商業高校)が商業地・柳ケ瀬で展開した今回の祭典。アンケート結果によると、今回参加した両校生徒の実に3割が「柳ケ瀬に初めて来た」という「商店街初体験世代」。恐らく40代以降の世代には「?」と一瞬首を傾げたくなるのが今の実態。最近は大学で展開される「まちゼミ」等では、商店街が学びの対象と定番になっているくらい、現在の30代直前までの世代は幼い頃から「ショッピングモール」で育った世代。「商業高校と商業地を繋げたい」と思いに賛同を頂いて、予算ゼロベースで船出した今回の企画。当初より資金運営にプレッシャーもありましたが、税金を一切入れることなく、民間の力で企画自体も当初予定を大幅に上回る大規模なものに発展、頂いたご協力金にもおかげさまで「次へ繋ぐ」ものを残すことが出来ました。正にこれを「どう繋げるか」を両校、商店街、商工会議所の間で意見交換し、無理のない規模で「継続開催」していくことで合意に達しました。ひとつひとつ、できることを続けて2つの商業高校同士の連携はもちろん、職業高校と現場を繋げながら、若い世代が主体的に現場を「創造」していく機運に繋がればと願います。何より、両校あわせて700名近い生徒の、貴重な高校生活の思い出の1ページに「柳ケ瀬」という場所が刻まれたことは、将来への投資になったのではと思います。