→みんなの森ぎふメディアコスモス（中央図書館）の建設現場を視察。この南隣に新市庁舎を建設する「設置条例案（移転議案）」が今回の市議会に上程されています。本庁舎（＝主たる事務所＝市長室など市行政の中枢部門）の移転に、市域全体を通して市民の皆様からの大きな反対は少ないと認識しています。しかし、建て方には疑問が多い。柳ケ瀬を核とする中心市街地の回遊性の点からして、４万１千平米という大規模化が本当に必要か？むしろ多くの市民の皆様が訪れる窓口機能は現在地での建て替えや、まちなかに持ってくるべきではないか？という声をはじめ、メディアコスモスという洗練された建築物のすぐ隣に立体駐車場の立地は本当に適正か？岐阜らしい景観が特に求められる金華山や長良川周辺での庁舎高層化はふさわしくない、新市庁舎の玄関口は美江寺交差点ではなく旧総合庁舎前であり、来庁者にわかりにくいのでは？都市内分権の姿のひとつとして、中学校単位ないしコミセン単位の支所機能強化の声もあるが、それはどうか？議会棟が高層階に記されているが、市民の時代を反映していないのではないか？等々。これまで開いてきたミニ集会などで頂いたこうした意見について、基本設計や実施設計の段階でどう応えていくのか？本当に反映されるのか？「移転」の議案が跡地利用策や基本設計案などの関連議案とは切り離されているだけに、大変分かりづらい構図ではありますが「移転賛成＝全ての市庁舎機能の集約化に賛成しているわけではない点」を踏まえ、これまで頂いた声を反映し、今回の市議会できちんと議論したいと思います。