【 100歳を迎えた旧岐阜県庁舎の利活用策( 24/12/21 sat )】#岐阜市議会 #自民 会派所属の市議団は、来年1月に行われる #岐阜県知事選挙 を前に、#江崎禎英 候補予定者に県市連携で取り組みたいと願う政策要望書を手渡しました。その1つに #岐阜市役所 と #メディアコスモス  に隣接する #旧岐阜県庁舎 の利活用を挙げています。

旧岐阜県庁舎は大正13(1924)年竣工、今年がちょうど築100年です。国会議事堂や総理公邸、お隣の旧石川県庁舎など、大正から昭和初期の名だたる近代建築の設計に携わった、岐阜が誇る建築家・矢橋賢吉氏の設計によるものです。

市議1期目(2007年)の折、旧石川県庁舎が約40億(当時)の免震工事や改修を経て  #しいのき迎賓館 へと生まれ変わるとの事業計画を伺いました。高い関心を抱き、石川県庁の担当者にお願いして、工事期間中と開館後の計4回行政視察をさせて頂き、さまざま経緯を学ばせて頂きました。旧知事室は結婚披露宴会場等のラグジュアリーなレストランへ、そして #大学コンソーシアム や図書館、気軽に立ち寄れるカフェテラスなど配置、広く県民市民・観光客の皆さまへと開放されています。いずれも地元の建築士会の強い働きかけと県民世論に応える形で利活用へと繋がりました。

さて、現在の旧岐阜県庁舎は、周囲は岐阜市の施設が隣接し、立地する町名である司町も、「県政司る司町」から「市民の時代を司る “つかさのまち” 」へと新市庁舎建設計画が持ち上がった折より、エリアコンセプトが示されています。そんなこんなで、金曜は県の担当者を交えながら、#自民党 県市議団であれこれ協議の場が持たれました。やはり非常に貴重な設の数々と感じています。

いずれにしても、多額な費用がかかることが想定されますが、5代目の岐阜県庁舎が昨年竣工、4代目の旧県庁舎(個人的には私はツインの4代目県庁舎は好きなデザインでした…)が解体に入りましたが、3代目の旧県庁舎は建築的価値が認められつつも、利活用の時を静かに待っています。今に伝わる貴重な近代建築物の利活用に向けて知恵を集めながら、県市連携で貴重な財産を利活用できる方策を研究していきたいと思います。

参考サイト

(1)旧岐阜県庁舎バーチャルツアー

https://www.kyuuchousha.pref.gifu.lg.jp

(2)石川県政記念しいのき迎賓館

https://www.shiinoki-geihinkan.jp