【 国土形成計画と大臣への質問( 23/07/14 fri )】水曜〜木曜の東京出張の続きです。先日閣議決定された #国土形成計画 について、出席した勉強会で斉藤鉄夫国土交通大臣より2つの要点を拝聴しました。

1つは #リニア中央新幹線 の東京〜名古屋〜大阪を1つの都市と見立てたスーパーメガリージョンとし、国際的な都市間競争を勝ち抜こうとする点、もう1つはコンパクト+ネットワークと #デジタル田園都市 による都市機能集約化の推進です。加えて #G7 都市大臣会合の経過として、地方都市の交通事情が赤字でも、それは税負担で保護していくべきとの交通権に基づいた根強い西欧社会の考えと、廃止に至るケースが増える日本の事情との相違に関心が集まったとの指摘に、2013年に参加した独フライブルグの交通政策に関する行政視察を思い起こしていました。

ところで、講演会では質問の機会が与えられたので、斉藤大臣に2点質問しました。(1)1つは国土形成計画にある「対流促進型国土」に関連して、“対流” を興すに足る “熱源” を国策としてどのように生み出していくのかの大臣の所見、(2)リニア中央新幹線開通後の既存の東海道新幹線のメンテとダイヤの再編成、通過駅の多い静岡県、そして岐阜羽島駅はどうなるかについて、です。(1)は「産業を生み出す力」を育むこと、(2)は、既存の「のぞみ」が減り、現在の通過駅への「ひかり」や「こだま」の停車本数が増える見込みであることなど、国としてもシミュレーションを行っている旨の回答でした。

引き続き、国の動向など情報収集にアンテナを張りながら岐阜市政を構想していきたいと思います。(写真:今週の街頭活動、斉藤鉄夫国土交通大臣の講演会@東京都内、道中の東京駅など)