【H24.12定例会】⑦ 地図アプリケーションの不備に対する意見の申し入れについて
▼ 質問(和田直也)
→世界的に話題を呼んでおりますアップル社のiPhone、iPadは、今や我が国においても大きなシェアを占めるに至っているのは御案内のとおりですが、このところアップデートをした基本オペレーティングシステムが提供する地図のふぐあいというのが世界的に問題となっております。既にアップル社においては関与した技術担当者を解雇するなどの処置をとってはおりますが、大きなシェアを誇るだけに、ユーザーの視点を軽んじた大きな汚点が残ることと思います。
さて、かく言う私もiPhone・iPadユーザーの一人ですが、岐阜市の地図にも間違いがいっぱいです。例えば、岐阜小学校が2つもあったり、また、真砂町や金宝町など表記すべき大通りが生活道路並みに狭く表記をされていたりとか、初めて訪れる方々が見たら混乱を招くおそれがあります。これだけ世界的な目が光っているので、ほうっておけばいいじゃないというふうに言われれば、それまでかもしれませんけれども、改善にはまだ時間がかかるそうです。1つの地図ならともかく、関連するアプリはこの地図がベースとなっている状態がしばらく続くことは避けられないようです。自分の家であるはずの表記が別の方の所有のように表記されていたら、それは気持ちのいいことではないと思います。岐阜市としても消費者庁へ働きかけるなど、きちんと、今回のことは影響が大きいだけに、改善に向けた意見を申し入れることも大切ではないかと思いますが、行政部長のお考えをお尋ねをします。
▼ 答弁(行政部長)
→市政に関する情報やまちが持つ資産や資源のブランド化を図りながら、本市の持つ魅力についてのシティプロモーションに活用するため、「ぎふ・デジタルブック えェとコたント!!」を作成し、地域の魅力ある情報の発信に努めております。
また、今年9月28日には、庁内各部局の情報の共有化と蓄積を図るために、Gペディアを開設いたしました。このGペディアは各部局の持つ知識や情報を庁内全体で共有し、情報活用の幅を広げ、わかりやすい資料を作成して正しい情報を効率的に発信することで、市民の皆様の市政への理解を深めていただくものであります。
一方で、市政の誤った情報が報道された場合、市民の生活に大きな影響を及ぼすことがあります。本市では誤った報道への対応マニュアルを作成いたしまして、これによって正しい内容を提示の上、直ちに訂正を要請することとしております。本件は民間業者が提供する地図情報であり、市政情報の誤った報道とは異なりますが、誤った情報を放置することは、利用する市民に迷惑をかけたり、また、市の業務への影響も考えられますことから、誤った報道への対応マニュアルに準じた対応が必要であると考えられます。市有の公共施設の位置、名称などについて誤ったものが見つかれば、市民生活への影響を考慮した上で訂正を求めていきたいと考えております。
▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。
■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現
→平成25年1月に、アップル社に対し、誤表示等の改善について、書面により対応を要望しました。対応を要望した39施設について、その後、平成26年5月15日に、35施設が対応済であることを確認しました。残る4施設についても、継続して対応を要望していきます。(行政部回答)