【H25.03定例会】⑥ 広報ぎふの発行について
▼ 質問(和田直也)
→広報ぎふは御案内のとおり、毎月1日号と15日号と月2回発行されております。日々研さんされ、カメラ片手に市内を駆け回り、パソコン画面くぎづけに編集作業にかかわる若い職員さんを間近で見ておりますと、味気ないイメージがつきまとう行政広報に対して、随分と岐阜市の広報は質が向上していると思います。
さて、その一方で、発行頻度に係る配布体制、すなわち配布にかかわる自治会の皆さんから、月2回は多いと、配るのが大変だとの声が根強くあるのも事実です。こうした意見をお持ちの方は本当に熱心に議会に対してもアプローチをされます。ただ、一方で、月2回発行することでタイムリーな情報、特に市が主催するイベント情報などは、締め切り期日などの都合を考えても月2回はちょうどいいという声があるのもまた事実で、賛否両論であります。
公益社団法人日本広報協会による市区町村広報広聴活動実態調査によりますと、市区における年間発行回数は、月1回の12回が37%、月2回の24回が56%、そして、36回というところも3.5%あります。一方、配布体制については80%が自治会経由で、これは岐阜市も同様です。
広報ぎふの配布については、自治会加入世帯でない方に対しても手にとっていただけるように、コンビニや銀行などにも既に設置がされ、あるいはフリーペーパーの一部を利用して掲載する例も見られます。さきのネットを通じた配信も大いに研究されながら、広報ぎふの発行頻度やその配布体制については、本当にさまざまな見方や意見があることから、自治会連合会を通じて、あるいは市政のモニタリングなどを通じて、より多くの市民の皆さんから理解が得られる形で進めていただきたいと思いますが、市長公室長のお考えをお尋ねします。
以上、大きく2つのテーマでそれぞれ質問させていただきました。御検討の上、適切かつ前向きな答弁をお願いします。
▼ 答弁(市長公室長)
→広報ぎふの基本構成は、現在1面に季節を反映した市政トピックスと「市長の元気宅配便」、2面以降には予算、決算を初めとする市政情報、あるいは各種募集、講座等の御案内、保健所からの検診等のお知らせ、さらに、図書館、科学館、歴史博物館などのイベント案内などを掲載しております。このような定期的な情報に加えて、市民の活躍や地域の取り組みの紹介など、職員が直接取材し記事にしている、そういったコーナーがございます。昨年は国体特集というのを企画しましたが、この国体特集では岐阜市ゆかりの選手の活躍を紹介させていただきました。
広報ぎふに対するニーズの把握についてでありますが、ニーズ調査というようなものは行っておりませんけれども、近年1月1日号でお年玉プレゼントを企画し、その中で広報ぎふに対する感想をお寄せいただき参考にさせていただいております。その中には「各項についてスリム化すべき。」というような御意見がある一方で、「広報が読みやすく参考になる記事がふえてきた。」あるいは「毎回楽しみにしている。」という御意見も数多くいただいております。
また、有識者に紙面改善の意見をいただいている本市の広報評価委員会がございます。この委員会におきましては、「読みやすく改善された。」先ほどの国体記事では、「地元選手を取材し人物にスポットを当てた構成で興味を持って読むことができた。」など、この広報の編集に高い評価をいただいております。その一方で、「掲載する情報をより厳選すべきである。」というような御意見も頂戴しております。
こうした御意見、評価をいただく中で、ことしは「きらり☆ぎふっこ」と題しまして、輝いている子どもたちを紹介したり、あるいは岐阜市の偉人を調査研究し記事として残していく、こういうような新たな取り組みも考えております。
広報紙を行政改革の視点で捉えれば、ページ数を減らすということも考えなければいけません。発行回数も1回にするとか、そういうことも検討の必要はあるとは思いますけれども、本市はこれまで定期的な情報記事と職員が汗を流した企画記事で紙面を構成し、市政の記録の保存とか集積というような意味におきましても、現行の発行形態で一定の成果を上げているということは御理解いただきたいと思います。
今後は議員御指摘の事項も踏まえ、広報の発行回数や行政情報の周知方について、さきに紹介したプレゼント企画でいただく市民からの感想に加え、市政モニター制度というようなものがありますので、こういった制度も活用して市民の皆様の御意見を伺うとともに、他都市の事例なども参考にしながら研究を続けてまいりたいと思います。
▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。
■ 進捗度評価 ・・・ △ 現在進行中
→広報ぎふ1月1日号のプレゼント企画を継続実施して、広報ぎふへの意見を伺っています。自治会連絡協議会において、機会を捉えて広報ぎふについての意見交換を行っています。(市長公室回答)