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▼ 質問(和田直也)

→本年6月に経済産業省が発表した「産業構造ビジョン2010」を読みました。ここには、日本経済建て直しの具体的なプランがいくつか提示され、それぞれの方針が示されています。岐阜市においては、つい先日、汚泥焼却灰有効利用として稼動したばかりの「りん回収施設」の取り組みが国土交通大臣賞を受賞し、既に国内のみならず中国、韓国、ドイツなど海外からの視察団も訪れるなど、高い技術力が世界的に評価されはじめています。こうした下水処理技術をはじめ、水道システム・技術の海外進出は、まさに自治体外交、岐阜市の収益事業・ひいては市民生活の財政的な基盤整備にも繋がる都市戦略の有効な手段として大いに研究・検討に値するものと考えます。

▼ 答弁(上下水道事業部長)

→下水汚泥焼却灰「りん回収事業」については、今後、岐阜市の技術が世界で展開できるかどうか、どのようなパッケージで行うか、などについて具体的に検討していきたいと思います。岐阜市の友好姉妹都市連携の新しい具体策になることと思います。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現
→平成22年12月、りん回収技術の中国における事業化について技術的な調査のため、中国へ職員2名を派遣しました。調査の結果、中国側の下水汚泥のりん含有量が少なく、事業化への見込みが低かったため、事業化は見送られました。姉妹都市の代表団が来岐する際には、現場視察を受け入れるなど、岐阜市における循環型社会の確立への取り組みを広くアピールしています。

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