【 岐阜城と信長、樹木の伐採( 22/03/07 mon )】先週のことです。城郭考古学者の千田嘉博元奈良大学長の「城郭から読み解く日本史」と題した時事通信社の講演会「 #信長公 と #岐阜城 」を拝聴しました。信長公が山の高低差を活かした権威性を常に強調した姿とロシアのプーチン大統領の権威の見せ方(政府の閣僚会議時や記者会見、首脳外交時にプーチン氏が座る場所やその映像角度・位置へのこだわり)との類似性についての千田教授の視点を興味深く拝聴しました。さて、時の為政者の権威の見せ方を本物志向の観光を謳う岐阜市に重ねていくつか質問…。中でも、山頂部分の樹木を伐採し、岐阜城の石垣をより強調していく計画を公表していることについて、気象台のアンテナなど日常生活を支える現代的な構造物への配慮やあり方に関する千田教授の回答も参考に、まさにどこまで伐採して「見せていく」のが望ましいのか、この辺りは以後の議会審議に慎重に臨んでいきたいと思っています。