【 国宝松江城と岐阜城のこれから( R1/10/10 thu )】所属する文教委員会の行政視察で島根県は松江市中心部に聳える #松江城 を訪問。同市の歴史まちづくり部調査研究室・企画専門員からレクを受けています。H25年の #出雲大社式年遷宮、長年の悲願であった松江城の #国宝指定 がH27年に実現、そして近隣の米子空港の国際便の増便が重なり、訪れる観光客はかつての年間20万人から40万人へと飛躍的に増加しています。国宝に指定されるには、いわゆる市民の皆さんの支持支援の体制構築のみならず、末代までの細部にわたる保存計画と学術的研究の構築が不可欠との #文化庁 からの指摘が転機となり、徹底的な資料編集に意を尽くされたとのこと。#岐阜城 の天守や石垣など、市長部局での組織的な対応強化が検討される岐阜市の各施策に注目しながら、今後の議会での議論に備えたいと思います。
 
同市では松江城大手門の復元資料(古写真や設計図)を500万円の懸賞金をかけて探しているとのこと。お問い合わせは「松江市まちづくり文化財課 TEL.0852-55-5594」。天守から眺める松江の街並みは、50年以上前からお城の見え方・周辺の景観に配慮された都市計画が大切にされたもので、ゆえに50年前に建てられた #島根県庁舎 も 本年 #モダニズム建築#国登録有形文化財 に登録されています。改めて、政策判断の一つ一つが「未来の声に応えられるもの」である点が実に大切だということを感じずにはいられない今日の行政視察となりました。
(写真:松江城、島根県庁舎)