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▼ 質問(和田直也)

→議会でも長年にわたり協議された「みんなの森ぎふメディアコスモス・新図書館」が、いよいよ来月オープンします。館長には民間公募により、NPO法人森と風のがっこう理事長の吉成信夫さんが選ばれ、内外からその人選を高く評価する声を伺います。先日、少し時間を頂いて、吉成館長が描くさまざまな構想を伺い、ワクワクする感覚をわけて頂きました。建物が完成し、FacebookなどSNS上でも多くの市内外からの関心が高まる中で、やはり次に求められるのがマネジメントそのものであります。予算上まだ煮詰めているもの等は除いて頂いても結構ですが、開館前1ヶ月とせっかくの機会ですので、ぜひ館長に、と言いたいところですが、人選を高く評価する教育長にその構想を大いに語って頂きたいと思います。

▼ 答弁(教育長)

→新図書館長は博識で、エネルギッシュで、アイデアが豊富で、全国的なネットワークを持つ、しかも、行政の仕組みも理解し、マネジメントにも精通した発信力のある得がたい人材であり、彼を採用できたことは、中央図書館が単に本を貸し出す場所だけでなく、人が集まり文化が集う場所への期待感を増加させます。
新館長が繰り返して言うのは、「ここにいると心地よい」「ここにいつまでもいたい」「ここに何度も来たい」の3つをモットーに掲げ、市民に寄り添った身近な図書館を目指しているということです。スタッフとワークショップをし、ここに来るとどんなことができるのか、どんなサービスができるかなどの構想を練っています。スタッフだけでなく、岐阜高校や鶯谷高校、岐阜中央中学校の生徒とのワークショップを実施します。また、学校連携室を活用した学校図書館との連携、子ども司書の導入、おはなしカート、図書司書の本の紹介コーナー、みんなのライブラリーなどアイデアが満載の図書館になりそうです。何よりも館長は、市民の皆様と接することにより、みんなの図書館にしていきたいと願っております。
図書館においでの際は、館長を見かけたらお気軽に声をかけてください。また、講演会等の要請があった場合は、できるだけお応えしたいと思っております。この3カ月間ほどおつき合いをして、中央図書館の顔として活躍していただけることを確信しております。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現 
→子どもから子育て中の20代、30代の若い世代の滞在利用者を掘り起こすことで、中心市街地に新たな人の対流を起こすという狙いのもとに、職員のモチベーション向上を図りつつ、これまでにはなかった様々なソフト事業を投入展開しています。開館から1年間の新規登録者数が3万人超となりました。図書の貸出冊数は1年間で約142万冊(旧本館の8・4倍)40歳以下の利用者割合は約50%で、旧本館時代の30%と比較しても、これまで図書館を利用していなかった利用者層の掘り起こしに成果が出ていると考えています。視察や取材も多く、全国的に注目の図書館の1つに挙げられています。

→子ども司書の創設:平成27年度より子ども司書養成講座を開催しています。「みんなの森・小さな司書のラジオ局」を開設し、月1回、館内およびFMわっちで放送しています。(教育委員会回答)

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