【 中国の一帯一路と日本の姉妹都市( 17/09/08 fri )】所属するエネルギー勉強会に出席。笹川平和財団の松長昭先生の講演「中央アジアのエネルギーと政治:一帯一路が与える影響」を拝聴。中央アジアは普段なかなか伺い知ることの少ない地域ですので、関心を抱いて伺いました。お話を伺い、やはり中国の国家戦略的な外交に圧倒されます。既に中国による多大なインフラ投資が行われており、コンプライアンス重視の日本企業が入り込む余地は皆無との見解に、集った企業関係者の納得の反応もありました。岐阜市という自治体の現場にいると、時にその内向きな姿勢と、これだけグローバルな情報社会と言われながら海外へのアンテナの乏しさを感ずる機会が多くあり、特に日本の姉妹都市提携に関する国家戦略が乏しいことに危惧さえ感じます。先日ご逝去された梶原元知事が自治体外交の重要性を説いていました。仮に岐阜県が日本から独立した場合、岐阜県のGDPは世界のどの位置にあるのかを算出したデータを作成(2001年当時で岐阜県のGDPはニュージーランドと同等)、また岐阜県民の食糧確保計画を策定してアルゼンチンでの大豆栽培を展開、さまざま外にアンテナを張られていました。そんな政策もできる地方自治体に引き続き可能性を持ちながら、今後もアンテナを張りたいと思います。