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■ 政務活動費を巡る一部岐阜市議の不正について
→昨今、政務活動費をめぐり、一部岐阜市議が世間の皆様を大変お騒がせしています。幼いころからこの世界に憧れを抱き、未来の子どもたちから、サッカー選手やケーキ屋さんのように「政治家も憧れの仕事」と思っていただけるような仕事を残したいと、26歳の初当選時より約10年近く岐阜市政に誠実に、コツコツ積み木を積み上げてきたという強い自負を持つ私としては、正直なところ同じ志を持って市議会に飛び込んだはず!の同僚議員にバーンと積み木を崩されたようで、強い怒りを覚えます。全員協議会に「マスコミのカメラが入っているから」という理由での欠席は言語道断。今回を契機により一層厳しく議会改革を進めると共に、市民の皆様には「岐阜市議会には和田直也がいて良かった」と今後も胸を張って思っていただける、そんな仕事を残していきたいと初心変わりありませんので、どうかよろしくお願いします。

■ 政務活動費について私の基本的な考え方
→政務活動費については、地方分権一括法を契機として創設されており、長い時間をかけて設計された制度として有意義なものと考えています。政務活動費のおかげで私自身どれだけ有意義な議会質問につなげられたことかと考えると「必要」という立場に変わりありません。今回の問題の本質は、議員のモラルとそのチェック体制です。ゆえに、議員全員協議会で示された改革案「岐阜市議会事務局ホームページにおける全議員の報告書・領収書のネット公開」は、チェック体制・透明性を高めるためにぜひすべきです。額面については、多い少ないの議論は議員それぞれに異なると思いますが、私は与えられた額面で最大の効果を出せるよう努める初心に変わりありません。ゆえに、今回の一部議員の不正を契機とした一連の改革については、金額改定を抜きにした議論も市民感情からして無視できないとも思いますので、今後は早期に議会としての方針を固めた上で、報酬等審議会など第三者によるさらなる担保を得る必要があると考えています。なお、13号様式(いわゆる領収書なしで請求できる書類)は使用しておりません。私自身、仮に今回のことを契機として政務活動費が減額された場合の今後の議員活動の進め方については、減額分を政治活動(支持者・支援者による後援会からの寄付金強化)で補うか、そもそも減額分の仕事を減らす(ex. 事務所を手放し印刷機や書類等必要な備品機材を自宅に移すことや議会だより発行の頻度を下げる等…、)か、一議員としても工夫しながら与えられた額で最大の効果を引き出すことができる対応を考えたいと思っています。

■ 議員って何にお金を使ってるの?
→議員の仕事をさせていただいてから、常にトップテンにランクインするこの疑問にお答えするために、このページでは、岐阜市議会議員 和田直也の活動に係る議員報酬と政務活動費についてご報告します。

■ 議員報酬とは?
→市役所から毎月支給されるのが議員報酬(給料ではありませんので、退職金はありません)です。報酬額は条例において設置されている「岐阜市特別職報酬等審議会」において、時代のニーズを反映して決められています。当選回数に関係なく全議員一律同額です。支給額は各自治体の条例によって異なります。なお、議員年金については平成の大合併で地方自治体の数が急減、議員定数も削減されたこともあり、掛金を払う現役議員の総数が減って受給される元議員が増えたため、共済会の財政が急激に逼迫、2011年を以って廃止されました。

  岐阜市議会議員報酬支給内訳 (平成28年9月)
 報酬 650,000
 所得税 – 48,710
 住民税 – 51,100
 議員控除金 – 9,000
 地方議員年金制度は2011年に廃止されました
 差引支給額 541,190
差引支給額はこんな活動に使っています
 (差引支給額)-(日常活動費)=(生活費)
 ▼日常活動費・・・ (政務活動費との按分を含む)
 ・事務経費、交通費、資料費、広聴費 etc…
 ▼日常活動費・・・ (その他諸経費)
 ・慶弔費、交際費、次期選挙積立 etc…
 ※上記残額が生活費(国保、国年含む)となります。

■ 政務活動費とは?
→地方分権一括法の施行により、地方自治法が2000年に改正され、新たに導入された制度で、政策調査研究等の活動のために支給される費用です。導入は各自治体の判断により異なります。岐阜市議会の政務活動費は3ヶ月毎に支給され、月額換算ですと 150,000 円 です。なお、余った場合は年度末に市に返納します。また、2012年の地方自治法改正により、それまで「政務調査費」と呼ばれていた名称が「政務活動費」に改称されました。主な変更点は、多くの市民相談・要望等で頂いた事項が市役所では解決できない場合に県や国などの関係省庁へ相談・要望に出かけますが、その際の交通費等が計上できるようになった点です。給与の二重取りと悪い印象が先行しがちですが、私はこの活動費があってこそ、日々の議員活動に専念できると考えています。大切なことは、透明性をきちんと確保すること(=情報公開)、つまり胸を張って活動報告できる日々の姿勢だと信じています。

■ 情報公開請求により、政務活動費の収支報告書が公開されます
→ 岐阜市議会事務局において、公文書公開請求をして頂きますと、全ての議員の政務調査費の使途について、1円の領収書から全て公開されます。
■ 岐阜市議会事務局 TEL + 058-265-3890 (代表)


▼ 平成27年度 政務活動費収支報告 (平成27年5月2日~平成28年3月31日まで)
※ 統一地方選挙(改選)が行われたため、会計年度は5月2日任期開始からの11ヶ月です。
収入 1,650,000 ※ 月額支給額 150,000
支出
項目 金額 摘要 (※ 主な支出の内訳)
調査研究費 60,307 ・議会質問に係る現地視察等(按分計上)
※ 政策に反映させたい調査事項や情報収集、ヒアリングや現地調査に必要な交通費等

※ 主な視察先;
・小中一貫校の取り組みと住宅政策について(大阪府箕面市)
・トランジットモールについて(兵庫県姫路市)
・新市庁舎の建設プロセスについて(千葉県習志野市、長野市)
・丸亀町商店街の再開発事業(香川県高松市)
などの研究調査等
…。
研修費 436,916 ・議会質問に関する情報収集・研修会参加費用等
※ 主な研修先;
・自治体総合フェア・企業立地フェア(東京都江東区)
・東海若手市議の会研修(静岡県裾野市)
・政策思考力基礎講座・
図書館総合研究所セミナー(名古屋市)等…。
要請・陳情活動費 300 ・駐車料金
会議費 13,660 ・市政&議会報告会の会場借上料・駐車料金
資料作成費  310 ・コピー代
資料購入費 132,053 ・情報収集、関連書籍購入等
広報広聴費 180660 ・議会だより印刷費・配布に係る経費等(按分計上)
※ 議会だよりは 『こちらでダウンロード』 できます
人件費 0
事務費 836,213 ・事務所賃借料、事務用品等(按分計上)
合計 1,660,419
残額 0 ※ -10,419 円 (不足分は自費負担)