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▼ 質問(和田直也)

→このところ、都市の移動手段としての自転車についてはスポットが当てられており、警察庁も限られた道路空間の中で中途半端な位置付けだった自転車の走行空間の在り方を示すなど、全国的に自転車インフラの整備が進められています。岐阜市でもJR岐阜駅周辺や忠節橋通り、加納栄町通などで自転車レーンや走行空間が整備され、今後のさらなる整備拡大に期待をしています。

一方、最近あちらこちらで市民の皆様からご指摘を頂きますが、ポート、いわゆる駐輪場の整備はまだまだ遅れているのではないか、と思います。岐阜市内の違法駐輪件数は昨年1年間で3,748件ということですが、これは単にマナーの問題だけで片付けず、そもそも多様なニーズに応えていないという裏返しではないか、とも思うわけです。10年ほど遡りますが、平成17年の行政監査結果報告書でもこの駐輪場の抜本的対策が指摘されていますし、JR岐阜駅周辺の駐輪場は、特にニーズの高い場所と設置場所に物理的乖離が大きいとの指摘を数多く頂いています。JR岐阜駅周辺においては、引き続き民間事業者によるポート開設の要請を強く行って頂きたいと思いますが、いずれにしても、目的地に横付けできるという自転車最大のメリットを活かしていくのかどうかが、都市の移動手段としての自転車利用を左右するのではないか、と思うのです。

昨年、議員インターンの学生と共に中心市街地活性化基本計画の枠内170ヘクタールの駐車場実態調査というものを行いましたが、市内に数多く点在するコインパーキングは問題だと思いますが、逆に自転車についてはミニ駐輪場のきめ細やかな点在こそ、近距離移動手段としての自転車ニーズの底上げに繋がるのではないかと思います。2012年に行われたロンドン五輪でも、ロンドン市内全域にミニ駐輪場を点在させネットワーク化を推進しましたし、昨年、須賀議員と共に視察させて頂いたドイツのカールスルーエでは、アプリによるレンタサイクルも実施しており、レーン、ポート両面からの自転車インフラ整備の充実により、結果的にエコな移動手段としての自転車ニーズを底上げしています。

そこで佐藤副市長にお尋ねします。時代は多様な価値観を共有する社会となり、ゆったりとした時間を過ごすコ・モビリティ社会へのニーズも高まっています。岐阜市もスローライフ、スマートウエルネス、3人乗り自転車、レンタサイクル等、数多くの自転車に関する事業を実施していますが、複数部局にまたがる自転車に関する政策のネットワーク化をきちんと行い、フラットで自転車移動には実に快適な岐阜市の地の利を活かした「自転車ネットワークの構築」を打ち出しても良いのではないか、と思いますが、その考えをお尋ねします。

▼ 答弁(副市長)

→自転車は、御案内のとおり、環境にやさしく、健康づくりにも役立つ身近な交通手段でございます。その利用促進は本市が目指しております「多様な地域核のある都市」ですとか、スマートウエルネスシティの実現、さらには、地球環境問題への対応にも資するものと考えております。
そこで、本市におきましては大きく3つ、走る、とめる、使うの3つ、すなわち自動車が安全、自転車が、──済いません。──自転車が安全、快適に走るための走行環境整備、また、便利にとめられるための駐輪場の整備、また、市民や来街者の方が気軽に使えるというようにするためのレンタサイクルの導入と、この3つの施策を中心に、それぞれの関係部局で施策を進めているところでございます。
自転車政策の庁内ネットワークの構築という御質問でございましたが、先ほど申し上げましたとおり、各部局ごとの取り組みに加えまして、昨年度は本市の総合交通施策の実施計画でもございます総合交通戦略の策定に当たりましては、事務局として自転車を所管する全部局が連携して計画を策定したところでございます。このように課題に応じて関係部局が連携して取り組んでいるところではございますが、自転車施策は関連部局が多岐にわたるということもございます。ということで、今後とも関係部局間の連絡調整を円滑に進めて、一層の自転車の利用促進に努めてまいりたいと考えております。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ △ 現在進行中 
→平成27年度に岐阜市総合交通協議会自転車走行環境部会を2回開催しました。庁内調整を積極的に図り、自転車走行環境整備計画の策定を進めています。(基盤整備部・企画部回答)

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