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▼ 質問(和田直也)

→この科学塾についてはさきに開かれました科学館協議会の中で館長から方針を伺いましたが、生物学、化学、物理学など学校教育でもよく耳にする分野に加えまして、天文学も含めた総合的な科学教育の場、人材育成の場となるようですが、「岐阜からノーベル賞を」と、この夢ある方針を示されるだけに、ぜひ入り口、門戸を広げた塾となるよう、以下、お尋ねをします。
それはさまざまな科学研究機関やグループとの連携であります。既にエジソンの会やミーツビジョンなど、市内のグループとの連携が見受けられ、その可能性に大いに期待をしております。一方、科学は言うまでもなく地域の枠にとどまっておりません。予算の壁もあるとは思いますけれども、知識集約型都市と繰り返し市長も述べておられますので、ぜひ地域を超えて科学研究に熱心な大学であるとか、あるいは研究機関との連携も含めて、せっかく掲げる夢ある方針ですので、このダイナミックな取り組みに期待をしております。教育長のお考えはいかがでしょうか、お尋ねをします。

▼ 答弁(教育長)

→資源の乏しい日本においては科学技術の衰退は経済の衰退につながるという危機感の中、国としても科学技術教育を重点課題に掲げております。本市においては新年度に学術関係者や地元企業関係者等を委員とする科学教育振興会議を設けまして、岐阜市が目指す科学技術分野の方向性や事業について協議し、提言をいただいたり、活動の結果を検証したりしながら科学教育推進に取り組んでいきたいというふうに思っております。スポーツにおきまして本市ではすぐれた才能を持つ児童生徒にその才能をさらに伸ばすためのスポーツアビリティアップ事業というものを実施をいたしておりまして、中高生が一緒になって活動するといったような事業でございますが、岐阜科学塾をその科学版に当たるサイエンス・アビリティアップ事業の1つとして位置づけまして、将来の科学技術分野でのリーダーの育成につなげていきたいというふうに考えているところでございます。
科学技術塾では、大学や高等学校、あるいは高等専門学校、小中学校、NPO法人、地元企業などの協力を仰ぎながら、そして、また、連携を図りながら、ハイレベルな科学技術に接する機会を提供し、子どもたちが日ごろ触れることができないような科学実験や工作等を体験させていきたいというふうに考えております。小学校5、6年生から中学生までを対象に募集を行いまして、岐阜大学での電子顕微鏡を使った講座や高校生と一緒に行う科学実験、天体望遠鏡を製作しての天体観測、自然体験ツアー等、地元企業の工場見学等々、多様な講座を予定をしているところでございます。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現
→平成24年度から岐阜科学塾を開設しました。平成24年度は小中合同講座を7回開催、平成25年度は10回(ひらめきパズル・レゴブロックでロボット、株式会社ナガセインテグレックス工場見学会、根尾谷断層見学会、電子顕微鏡による観察、省エネ講座、リニアモーターカーの原理講座、電気と磁気の不思議講座、JAXA職員による講演会など)開催しました。
(教育委員会回答)

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