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▼ 質問(和田直也)

→ノンストップの連節バスについては、既に先の議員からも質問がありましたが、利用ニーズの高い北高前やマーサ前など、主要なバス停への停車実現へ向けて、私からも要望をしたいと思います。

次に、せっかく導入した連節バスの今後の利活用についてです。幹線・支線・循環線といった機能性の高いバスネットワーク・BRTを構築する上で、投資した連節バスは無論、大いに活用すべきツールです。既に将来的な周遊バスへの利活用や、それに向けたバス優先レーンのカラー舗装化など、実現可能性のある議論を進めているとのことですが、今後の全体計画の見通し、県警など関係機関との連携方針などについてお尋ねします。

加えて、ちょうど今月に入り、先の補正予算で可決した市役所前のバス停のハイグレード化や、バス優先レーンのカラー舗装化などの事業が施されていますが、神田町沿いについては、東側のカラー舗装は実現しましたが、西側についてはバス優先レーンそのものも指定されていないことからカラー舗装ができないとのことで、東西ともに毎時5分、10分と頻繁にバスダイヤが集中している道路にも関わらず、大変わかりにくい構造となっています。

西側については、長良橋付近での交差点に支障があることから、バス優先レーンの指定ができないとのことを伺っていますが、可能な箇所については、少なくとも通行する一般車にもわかりやすい環境整備をお願いしたいと思います。企画部長のお考えをお尋ねします。

▼ 答弁(企画部長)

→BRTとは、バスレーンや公共交通優先信号などにより走行環境が整備され、定時性、速達性、視認性が確保された上で連節バスなど高度化された車両の導入により大量輸送を可能とする次世代のバスシステムであります。
また、バス停の上屋やベンチ整備、バスロケーションシステムなどの運行情報の提供などにより、さらに、利便性の高いシステムとなるものであります。
その他の特徴といたしましては、LRT、すなわち次世代型路面電車などに比べまして、ルートの選定において柔軟な対応が可能であり、現行のバス交通から段階的に高度化していくことが可能であります。
全体の見通しにつきましては、さきに述べました段階的に高度化できるという特徴を最大限に生かしまして、岐阜市型BRTの導入を推進してまいりたいと考えているところでございます。具体的には、幹線路線のうち、まずはJR岐阜駅での利用客の滞留が顕著な岐阜大学・大学病院線に導入いたしますが、中・長期的には観光振興や中心市街地活性化の観点からも、長良橋通りから金華橋通りや市内を循環するルートの拡大も検討してまいりたいと考えております。
このため新年度予算に新たなルート拡大のための検討費用を計上しており、引き続き道路管理者や県警など関係機関と連携し、計画的かつ着実に取り組んでまいりたいと考えております。
また、御指摘の長良橋通りの西側のバス優先レーンの導入につきましては、課題を整理し、協議を継続してまいりたいと考えております。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現 
→連節バスの導入に加え、バス優先レーンの導入による走行環境向上、バス停上屋とバスロケーションシステムを一体的に整備したハイグレードバス停による利用向上なども引き続き進め「岐阜市型BRT」を拡充していきます。

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