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▼ 質問(和田直也)

→「定住人口の増加」に向けた政策についてお尋ねします。よくマンションや戸建て住宅の折り込み広告・チラシを見ますと「駅から何メートル」だとか「公園から何メートル」だとか、或いは「学校から何メートル」だとか、その物件からの距離が明記された地図を目にします。それはまさに、駅やスーパーから近い利便性、公園から近い良好な環境などを売り物にしているからで、当然のことながら、それら周辺環境を含めて物件価値に反映しているわけです。であるならば、「岐阜市に立地している」そのものを物件価値に反映できないだろうかと考えています。例えば同じ日本国民でありながら、ある自治体では受けられない行政サービスが、別の自治体では受けられる、そういうことは多々あります。「教育・医療・産業・地産地消立市」といった都市ビジョンを掲げ、それぞれの政策が具体化されていく中で、岐阜市に住むとこういうメリットがある、まさに岐阜市の売りものを、住宅メーカーやマンション業界と連携し、定住人口の取り込み策に活かせられないでしょうか?

▼ 答弁(市長)

→少子高齢化、長引く景気低迷、若者の流出など社会情勢を踏まえつつ、持続的発展可能なまちをつくろう、定住人口、交流人口を増やすための戦略が必要です。まさに人こそ宝だと思います。経営学者のP・F・ドラッカーは、さまざまな工夫でお客さんを増やすと言っています。市役所としては、さまざまな工夫で住民を増やすということだと思います。
岐阜市は「ええとこたんと戦略」として、シティプロモーションプロジェクトチームをつくりました。市職員の若手のうち、民間企業経験者を中心に議論をしており、年内には何らかの具体方針を出す予定にしています。今後は、住宅メーカーなどとも連携することは有益だと思います。今後も地域資源に恵まれた岐阜市を戦略的に売り込んでいきたいと考えています。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現
→平成18年度から制作している岐阜市ブランド発信小冊子「えエとコたント!」を毎年ブラッシュアップし、作成しています。平成25年度は「えエとコたント!」を発展させる形で、AB版の冊子「ええとこたんと!岐阜市」を作成しました。また、民間情報誌掲載によるPR実施を始めたほか、FacebookやYouTubeによるシティーセールスも始めました。今後も、岐阜の魅力を効果的にPRするための取り組みを検討し、推進を図ります。

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