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▼ 質問(和田直也)

→現在、駅前広場整備計画は、来年秋の市制120周年の大還暦を目指し、目に見える形で着々と工事が進んでおり、新しい岐阜の玄関口に期待を寄せているところです。
さて、そこで気になるのが、ハード面の完成の後によく指摘されますソフト面における課題です。ワクワクする計画をどう活かしていくか、それをそろそろ検討する時期にきていると思います。この駅前広場が完成しますと、地面の広場は基盤整備部が、植栽の緑地部分は都市建設部が、トイレは環境事業部が、また何かイベントをやろうとすると商工観光部が、などとそれぞれ対応窓口が異なり、利用者が「駅前広場」というくくりで問い合わせをした際に、たらいまわしになるかもしれない、ということは容易に想像できそうです。
既に駅前広場が完成したらぜひイベントをやってみたい、運営側に立って岐阜市にぎわいに役に立ちたいという若い芽も出始めています。それが民間主導なのか、利用料金はどうするのか、少なくともハード整備の完成に見通しが立ったいまこそ、部局間における総合的な窓口の在り方についての検討を始めてはいかがかと思いますが、都市建設部長のお考えをお尋ねします。

▼ 答弁(都市建設部長)

→広場は、多くの人が集まり、にぎわいの拠点となりうる場所でありますから、そこを祭りやイベントの場として、中心市街地を活性化させる上で積極的に活用していただくことは重要です。
そこで、公共性・公益性を損なわない範囲で、どのような利用方法が良いかを検討し、市民の皆様が使いやすい広場にしていきたいと考えています。
具体的には、公的な主体が何らかの形で関わることを要件とすることで公平性を確保しつつ、できる限り弾力的な運用を行っていきます。また、利用料金については、他都市の取り扱い状況を調査し、適切な料金水準や運用方法について研究していきたいと考えています。
また、岐阜駅周辺には、岐阜シティタワー43、再開発ビル、じゅうろくプラザ、アクティブG、アスティ岐阜、ハートフルスクエアG、名鉄など周辺の施設と連携してにぎわいを増幅させるとともに、広場使用の許認可といった事務も必要になってきます。
このようなことから、この駅前広場を一体的に管理し、室の高い施設として利用していただくようにするとともに、賑わいの場として活用しやすく、周辺との連携も図れるよう、関係部局と調整していきたいと考えています。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現
岐阜駅前広場を管理するとともに、ソフト的な活用を促進するため、2009年10月から岐阜駅高架下1Fに「岐阜駅前広場交流センター」を設置しました。交流センターでは、市職員1人に嘱託職員4人を加えた5人体制で、常時2人が広場の使用許可、施設の維持管理等の業務を行います。今後、じゅうろくプラザ、アクティブG、アスティ岐阜、ハートフルスクエアGなど周辺の施設と連携し、にぎわいを創出するため、より使いやすい広場にしていきます。広場の利用料金については、岐阜市道路占用料徴収条例を準用しますが、岐阜市が主催、岐阜市との共催、岐阜市が後援するイベントについては、使用料金を免除します。(09年09月現在 – 都市建設部 回答)

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