【 市役所の跡地活用( 21/07/21 wed )】岐阜市の旧市庁舎跡地活用を巡り、市当局は下記の事業計画を打ち出していました。

「つかさのまち夢プロジェクト」

第1期:#みんなの森GIFUメディアコスモス と広場の整備
第2期:新市庁舎整備
第3期:旧市庁舎活用として(仮称)市民文化ホール整備

上記のうち、今春までに第2期が終了しました。第3期に位置付けられている(仮称)市民文化ホール整備とは、恐らく多くの方が老朽化している #岐阜市民会館 の移転先として旧庁舎跡地が想定されていると理解していたのではと思います。#公共施設マネジメント で用いられる施設機能の統廃合・再配置の観点からも十分想定される案です。ただ、この約2〜3年の間、新市庁舎建設が進む過程で多くの議員が今後の第3期の計画について議会質問されても「検討中」との答弁が続き、検討経過が不透明なままでした。

こうした中、市当局は今春の3月議会にて本庁舎は解体し「短・中期的活用として広場」に、南庁舎はそのまま活用し「シェアオフィス等」への活用を民間委託し構想するとの方針を出しました。のち、八千代エンジニヤリング(17,875千円で委託)との間で検討が進められています。短期・中期で民間活用となると、例えば定期借地では10〜30年程度とされます。岐阜市では #オーキッドパーク が分かりやすい例で、岐阜市が所有する敷地を #エディオン との間で30年の定借を締結、一昨年の期限切れの際に公募した上、プラス10年の契約を結び、結果として1階のスーパー空き店舗に #トライアル が入居されました。一方、今月末には2階の #ユニクロ が近隣での店舗展開を機に撤退されます。

さて、10~30年程度での民間による活用となると、採算性ある減価償却も考慮すれば恐らく簡易的な整備が想像されますが、都心一等地の活用は本当に短・中期で良いのかどうか、本来(仮称)市民文化ホール整備が当局案として提起されていた中、その是非は別としても、中長期活用策としての第3期事業計画はいつ短中期の「広場」に変更されたのかなど、この辺りの政策プロセスをきちんと検証し、市民の皆さんの意見集約も図りながら、概ね1年半を目安に #岐阜市議会 としての活用策を市当局に提起することを目的とする「旧庁舎跡地等活用対策特別委員会」が全会派の合意で設置されました。20日火曜はその第一回目が開かれ、私も含めて各議員それぞれに思いが述べられました。ぜひ活発な意見交換を通じて有意義な活用策をスピード感も大切にしながら見出していけたらと考えています。