【 市議会定例会が閉会(18/12/12 wed – 13 thu )】#岐阜市議会定例会は補正予算など可決し閉会。新庁舎建設で計画されていたエレベーター廃止の議案については、各紙の報道もありましたが、私は反対しました。要点は4点です。

(1)廃止の判断は、いわゆる特権的エレベーターではないとの市当局の公式見解を柴橋市長も堅持した上、あくまで設置に対する費用対効果を疑った市長の政治的判断である点

(2)廃止はするが、工期優先で設計変更を加えない結果、新築物件に空洞(デットスペース)を造る結果になることについての市民合意を得る努力(具体的には市当局主催の市民説明会の開催やパブリックコメントの実施など)が見られない点

(3)設計は細江前市長のもとで行われたが、それをそのまま引き継ぎ建設工事の議案を今年の3月議会に柴橋市長の名のもとに提案され可決し着工に至っている。見直したいなら工事の議案を提出する前に行うべきだった点

(4)新庁舎竣工後にエレベーター部分は追加工事で何らかの活用策を探る、とあるが、それがエレベーターをやめる以上の費用対効果を生むとの判断が示されていない以上、問題を先送りする結果となる懸念が残る点

以上4点を理由に反対しました。結果は賛成多数で可決されました。自民会派内も賛成、反対、退席と判断がわかれましたが、市政を二分するようなテーマではないことから亀裂はないとの報道の通りだと思います。

なお、私の質疑の際に「あんた18階の高層庁舎になることに反対しとったやないか!」と野次が飛び交いました。良い機会でしたので私の思いも率直に議場で述べました。要点は4点です。

(1)プロポーザル方式の入札結果で低層庁舎案が選ばれたにも関わらず、高層庁舎案に変更した合理的な説明が「高層庁舎が最適解である」以外なかった点は極めて問題だと当時の細江前市長に何度も問題提起した点。

(2)結果、基本設計に疑義を呈した立場から、実施設計に移行する段階で提出された実施設計予算案には反対の立場をとるべきところ、所属の自民党の会派が全員賛成となったため、不本意ながら退席という行動をとった点。

(3)細江市長には「極めて悔しい結果であったが、基本設計案の議決が通り実施設計に移った以上、この案で建設するという前提にて今後の議論に参加することは、私にとっては不本意ではあるが民主的なプロセスとして尊重しなくてはならない」との立場をとった点。

(4)前回の市議選で「高層庁舎は阻止する」と明記した立場から、私自身の力不足でこの公約が達成できなかった点について、来春の市議選で甘んじて洗礼を受ける点。

以上が野次に対し、その場で述べた私の発言の要点です。
引き続き、市政様々な問題について、是々非々にて臨んでいきたいと思います。