【 8050問題と重層的支援( 21/08/23 mon )】さまざまご縁を頂く中で、このところ #8050問題 のご相談対応と岐阜市の支援のあり方について意見交換を重ねています。8050とは、引きこもり状態となっている50代の子どもと80代の親を指すもので、「7040」や「9060」と呼ばれる方もあります。厚生労働省は「重層的支援」といって、基礎自治体の既存の相談業務を活かしつつ、複雑化する住民ニーズに応えうる包括的な支援体制を構築するために、①相談支援、②参加支援、③地域づくり支援の3つを一体的に実施する制度の創設を謳っています。 岐阜市も来年度に向けてこの体制づくりに取り組んでいます。このところ関連図書を探っていますが、出口戦略において「就労」という経済的自立を促す一方で「生きててくれればそれで十分幸せ」という指摘もあります。出口もまた多様化する中で、行政としての支援の在り方をより一層追求したいと思っています。