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→地元の木之本小学校と徹明小学校の統合問題が続いている中、文科省(中教審)が学校統廃合の手引き(適正規模化に関する指針)をまとめました。両校の統合については、僕自身が小学生の頃から言われていましたから、かれこれ25年近く(四半世紀)経ちます。地域の合意形成にいかに時間がかかるかを物語っています。そうこうしている間に1学年1学級、放置すると都心でも複式学級(2つ以上の学年をひとつにした学級)になる恐れもあります。この問題は6年ほど前に遡りますが、今後の都心回帰や都心居住といった岐阜市の都市政策にもあわせ、徹明小に統合小を、木之本小に本荘中学校(できれば名称を木之本中へ)、本荘中を慢性的に駐車場が不足する岐阜市民病院の将来の安定的な建替用地として確保を、と「徹明小・木之本中・本荘小と地域の名が全て残り、真ん中に中学校を設置する案」として市教委に提案していましたが、「あくまで徹明・木之本の2ペアでいく」との当時の市教委の方針において、両校の自治会連合会、PTA、学校関係者の6者で統合準備会が設立され、約2年半にわたり熱心な協議が重ねられました。結果、準備会では合点が見られず、結論を市教委に委ねられたため、市教委が「現在の木之本小に統合小を平成28年4月に開校する」と昨年3月に結論づけました。いよいよ名称、校歌など、学校の精神に関わる部分を皆さんと協議する段階にきています。主張はいろいろありますが、これまでのプロセスからして、いまは速やかに統合に向けた準備に着手するお手伝いをしなくてはならないと思います。一方で、徹明小の今後の活用方法(僕は将来の再度の学校再配置の可能性も見据えて、岐阜市公共施設白書が示すように、現在の校舎の耐用年数がくる20年先くらいまでの中期的な利用法として見据えた方が良いと思っています)も早急に地域に提示しなくてはいけません。学校統廃合の問題は、そこを「母校」として愛してやまない地域の皆様の心のオアシスでもあるために、お互いに尊重する気持ちがなければ成立しません。とても難しいテーマですが、人口減少社会では、今後あちこちで避けては通れないテーマになり得ます。縁あってこうした問題に直面する地元議員として、きちんと誠心誠意、これからも調整・対応していきたいと思います。ところで、中教審のメンバーには岐阜市の早川教育長が、全国の教育長の中では唯一、委員に入っています(写真の左に写っています)ますますのご活躍を!

▼ NHKニュース「文部科学省 60年ぶりに学校統廃合の手引き」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150119/k10014782851000.html
▼ 中央教育審議会 委員
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/meibo/1354447.htm