【 岐阜産業会館廃止議案の討論( 20/09/18 fri )】所属の経済環境委員会での #岐阜産業会館 廃止案に関する現場視察、質疑を重ねた上での討論です。

岐阜産業会館は、岐阜市は勿論、県下においても他に代替機能のない大規模展示場を有する会館で、その果たす機能が岐阜都市圏域の産業基盤の一躍を担っている点から、議会でも度々問題提起されてきました。

会館は、もともと50年前の岐阜市制80周年を記念し、県からの協力を得て開設した点から、当時の岐阜市がとった経済政策によるこの会館が、50年間の産業構造や社会情勢の変化の中でどのような役割の変遷を辿ってきたのかという政策評価と共に「来る人、住む人、働く人を増やす100万人成長都市」を標榜する柴橋市政において、こうした機能は次の時代にどうあるべきなのか、その基本政策との整合性をも示さないまま、単に老朽化を理由に廃止を提案していることについては、率直に残念と言わざるを得ません。

しかしながら、会館が県と折半で運営されている点、県の意向を踏まえた今後のニーズ調査など、次のあるべき姿を模索しようとする姿勢については一定の理解をしています。今後、岐阜都市圏域の中で、会館が有する機能がどうあるべきなのかを主体的に示すことを期待し、併せて県との十分な連携を要望し、建物の安全を担保できないとする廃止方針については一旦理解します。