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▼ 質問(和田直也)

→岐阜市立中央図書館におけるビジネス支援事業の現状と今後の予定についてです。静岡県の富士市立図書館で実施されている「f-Biz」また静岡市の御幸町図書館や東京都の品川区立図書館で行われている中小企業診断士等の経営アドバイザーによるよろず相談業務を参考に、4年前の本会議で提案しました「図書館でのビジネス支援」について、その進捗と今後の事業方針についてお尋ねします。これは商工観光部長にお尋ねします。

▼ 答弁(商工観光部長)

→本市の経済を持続的に活性化するためには、地域経済の担い手であります中小企業の成長や新たな産業の創出が重要であります。しかしながら、中小企業は人口減少などの社会的要因やグローバル化による商圏の変化など、多くの経営課題を抱えております。加えて、経済の多様化の中で、創業環境の整備が求められております。
そこで、中小企業者の方々を初め、市民の皆様が気兼ねなく利用できる身近な公共施設に経営相談窓口を開設することにより、中小企業支援施策として、より効果が高まるとの観点から、市立中央図書館の開館に合わせまして、新たにビジネスチャレンジ支援相談窓口を開設をいたしました。
事業内容といたしましては、毎週木曜日の午後2時から午後7時30分まで相談窓口を開設し、専門的な知識を要する相談員のほか、図書館司書が同席し、各種相談の対応を行うだけでなく、相談内容に応じた書籍の紹介や貸し出しなど資料面の支援を行っております。
実績といたしましては、本年8月の開設以来、これまでの17日間で相談人数は延べ87人、1日平均5人で、20代から70代の方まで幅広い年代の方に御利用をいただきました。
具体的な相談内容としましては、経営に関することやホームページ戦略、販路開拓など売り上げに関することのほか、操業に関することなど、多岐にわたっております。
また、ビジネスチャレンジ支援セミナーを「ぎふメディアコスモス」内で月に1回開催しております。このセミナーは、外部講師を招いて、ヒット商品の開発の体験談、ホームページの利用方法など、経営者の気づきにつながる内容で行い、これまでに3回開催し、延べ132人の方に受講をいただきました。
今後の事業方針としましては、相談員の資質の向上やセミナーの充実はもとより、図書館に開設したメリットを生かし、図書館司書の活用、中小企業を支援する経済関係団体との連携など、利用していただく方の要望に応えられるような事業の推進を図ってまいります。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現 
→ビジネスチャレンジ支援事業「相談窓口」平成27年8月から毎週木曜(14時〜19時半)に岐阜市立中央図書館に開設しています。
→岐阜県産業経済振興センターと連携し、相談員の派遣を受けています。
→相談件数は27年度が174件、28年度が150件です。主な内容は、販路開拓、事業計画、商品開発、創業、キャリア相談、資金繰りについてです。相談には図書館司書が同席し、相談内容に応じた参考書籍の紹介を実施しています。
→「セミナー・講演会の開催」外部講師によるセミナーを開催し、経営課題解決のヒントを提供しています。(商工観光部回答)

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