gikai_H26_09

▼ 質問(和田直也)

→新たな地域観光のあり方として注目を浴び、全国でも研究が進んでおりますグリーンツーリズムについて農林部長にお尋ねをします。
昨年所属しておりました産業委員会の行政視察で、鹿児島市のグリーンツーリズムについて勉強させていただきました。本格的なグリーンファームといった拠点施設の整備による新たな農業振興、観光振興として注目をしているところです。
岐阜市では今年度より都市創造会議が設置をされまして、「活力」をテーマに協議する分科会ではこのグリーンツーリズムが検討課題に上がっております。既に岐阜市グリーンツーリズム研究会も6月に発足をし、先進事例の研究や岐阜市の観光資源も活用した方向性が三輪地区、長良志段見地区、下土居地区、黒野地区など、拠点候補地も含めて検討が進んでいるというふうに伺っております。
先ほどの長良川鵜飼にも関連しますが、岐阜市中央卸売市場では全国で唯一天然アユの競りが行われております。最近、中央卸売市場の活性化に向けた取り組みには場長さんの積極的な働きかけに大変注目や期待をしておりますが、農林部所管の事業の中でも観光に十分結びつくヒントがあると思います。
そこで、今後の展開や方針について農林部長の考えをお尋ねします。

▼ 答弁(農林部長)

→グリーンツーリズムとは、農業体験や地域の自然、文化に触れ人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動であり、余暇の楽しみの創出や食農教育の場として大きな役割を果たしていると言われております。
そこで、本市におけるグリーンツーリズム推進に係る進捗状況でありますが、本市では今年度より岐阜市版グリーンツーリズムのあり方について検討を始めたところであります。
検討体制といたしましては、本年6月、農業団体、観光事業者及び行政機関の関係者で構成する岐阜市グリーンツーリズム研究会を立ち上げ、岐阜市産・農振興創造会議や岐阜市都市創造会議での意見との整合を図りながら、グリーンツーリズムの進め方、プログラムの抽出、拠点整備の必要性の3つのテーマについて、これまで3回にわたり検討を重ねてきたところであります。
初めに、1点目の、グリーンツーリズムの進め方についてであります。
本市農業の特徴は、四季を通してイチゴ、枝豆、ブドウ、柿、大根等のブランド農産物が消費地に近い産地で生産されるという都市近郊型農業であり、また、本市には清流長良川を初め、鵜飼、金華山、岐阜城などといった観光資源があります。岐阜市版グリーンツーリズムを進めるに当たっては、これら観光資源を最大限に生かし、見て、体験して、食べて、知ってもらうといった視点が重要であると考えております。
次に、グリーンツーリズムの──失礼しました。──プログラムの抽出についてであります。
本市ではこれまでにも岐阜市健康ふれあい農園での食農体験プログラム実施事業、長良地区のブドウ生産者が運営する長良川観光ぶどう園、JAぎふえだまめ部会主催の枝豆収穫体験などといった取り組みが進められております。また、本年5月には岐阜長良川温泉旅館協同組合若女将会の協力を得て、岐阜イチゴのイチゴ狩り体験デモンストレーションを実施したところであります。
今後は、これら既存の取り組みや本市の観光資源をうまく活用したプログラムの抽出を進めてまいりたいと考えております。
3点目の、拠点整備の必要性につきましては、おんさい広場など、既存の直売施設を有効活用すべきという意見や、長良川うかいミュージアムを初めとする市内観光施設との連携が必要だという意見をいただいております。さらには、農業体験施設、加工施設、農家レストランなどから成る複合施設は6次産業化の推進や新たな雇用の創出につながるといった意見もいただいております。こうした意見をもとに拠点となる施設整備の必要性についてさらなる検討を進めてまいります。
今後も引き続き岐阜市グリーンツーリズム研究会での検討を進めるとともに、農業者へのグリーンツーリズムに対する意識啓発を目的とした研修会の開催や、意欲的な市内生産者団体による先進事例視察などといった取り組みへの支援を進める中で、本市にふさわしいグリーンツーリズムの仕組みづくりを図ってまいります。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現 
→平成26年度は、岐阜市グリーンツーリズム研究会、産・農創造会議を各3回開催し、岐阜市版グリーンツーリズムのあり方や方向性について検討しました。また、長良温泉旅館協同組合の若女将会などが参加した柿と苺のでもツアーを実施しました。さらには、園芸振興会等の役員を中心にグリーンツーリズムに取り組む先進市(飯田市)の現地視察につづき、全国農業観光協会より講師を招いての研修会を実施するなど、グリーンツーリズムの効果等について、見識を深めました。平成27年度は、名古屋発着型日帰りデモツアーを3回計画し、第1回目となる「枝豆」をテーマとしたツアーを8月23日に実施し、その後10月15日に枝豆産地の先進地調査を行いました。今後、11月22日には第2回目となる柿をテーマとしたデモツアー、第3回となる苺をテーマとしたデモツアーを平成28年2月2日に実施する予定です。平成28年度は、これらの検証結果をもとに、ひきつづき岐阜市版グリーンツーリズムの定着化に向けた、さらなる調査を進めていく予定です。(農林部回答)

IMG_9004-1024x768