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▼ 質問(和田直也)

→2期中心市街地活性化基本計画がこの10月より始まりました。振り返りますと、都心居住、コンパクトシティーを合い言葉に、1期計画においては岐阜シティ・タワー43、岐阜スカイウイング37と、まずは多くの方に住んでいただける箱を用意するという、これに傾注し計画が進められました。
これに対して2期計画では、中心市街地が抱える、より具体的な諸課題に取り組んでいくといいます。まばらに点在するコインパーキング、また、老朽化した空き家や空き店舗などをいかに集約していくか。昨年から予算化されておりますゴマ塩政策、都市開発事業手法は、いよいよ10月に地元地権者の説明会が開かれるなど、具体的に動き出しております。
ところで、市長は金華校区にお住まいですから、身近に感じられておられると思いますが、金華にはこのところ本当に多くのまちづくりの若い担い手というのがふえてきました。若旦那会がリードする岐阜町の縁日であるとか、また、アーチストたちが呼びかける「こよみのよぶね」、さらには、市内外に大きな反響を呼んでことしも開かれました「長良川おんぱく」など、いずれも、もともとは金華地域に魅力を感じて、この金華の古いまちの中に住みたいといって居を構えた若者から始まりました。
多くの活動は彼を起点に、あるいは拠点に、さまざまな地域づくりの企画が立案され、忘れられた地域の財産に磨きがかけられました。そして、もともとある地縁、血縁のネットワークまでをも、彼の友縁ということで巻き込む形で今に至るすばらしい事例の数々であります。
私たちの目の前にあるこうした事例に接し、感ずるところ、エリアマネジメントを行う原点というのは、まさに自分の地域に魅力を感じているとか、あるいは、そこに身を置いて地域の課題克服のために主体的に行動する人だと実感するものです。
さて、中心市街地活性化基本計画は、この用意された箱に対して、そこに人が入ったとか、住み始めたとか、あるいは居住人口がふえたという点で、行政的に成果と見る見方ももちろんあります。しかし、指定されているわずかなエリアといえど、それぞれのエリアには今まさに触れましたように、そのエリアが抱える課題、あるいは、そういった問題に対して主体的に活動する人、プレーヤーというのがいます。そうした方々に十分に配慮をしたエリアマネジメント計画が必要だと考えます。
折しもことしの9月には、市商連、柳商連、玉宮町、アクティブGを運営する森ビル、学生支援を行うG―net、岐阜聖徳学園大学、そして、タウン情報誌など、中心市街地それぞれのエリアにおいて能動的に活動する担い手が一堂に会する中心市街地活性化リゾームなる市民会議が発足をしました。きのうもその会議が開かれておりましたが、そのリゾームの名のとおり、根っこでつながっていくと、まずは人的ネットワークをも形成して、お互いのエリアで困っていることを洗い出すと、そして、一緒にやっていきましょうというものです。まさに行政が行うエリアマネジメントに対して、そのエリアで活動する能動的な市民の知恵を集約させていくということが2期中心市街地活性化基本計画の基本ではないかと思います。
そのためには行政が持ちかける計画に対しても、いざというときには電話1本で地域と相談ができるというような、そんな日ごろからの職員と地域、エリアのリーダーとの人間関係が欠かせないと思います。岐阜市も、こうした問題意識の高い能動的な市民会議は、ぜひ主体的に参加をしていただきたいと思います。

▼ 答弁(市長)

→まちづくり活動あるいは中心市街地の活性化というのはですね、それぞれの役割分担があるわけでありまして、基本的に私たち行政といたしましては、例えば、都心居住を進めることによって柳ケ瀬地域の活性化を図っていこうと、こういうふうに思うわけであります。
この都心居住によって活性化された最高の事例は駅前であります。私がちょうど10年前に市長にさせていただいたころにこんなことを言われました。「市長、岐阜駅はどっちが正面玄関だということをよく言われる。──んだと、当時は──南口の方がきれいではないか。──と、──こんなことを言われる。」というようなことを聞きました。それが今では御存じのとおり、中部地域では第2位の駅力を誇るすばらしい地域となったと、こういうふうに思うわけであります。今回問屋街、もう長い間大きな課題を抱えておりましたこの問屋街も新しい再開発ビルによってですね、これらからも活性化されていくんだろうと、こういうふうに思っています。
柳ケ瀬もかつては多くの方々がそこに住まい、また、周辺の地域の人たちがその柳ケ瀬にお買い物に来られるという状況があって栄えたわけでありますし、栄える地域にはまた周辺の周りからも多くの方々がどんどん来られるということで、相乗効果が相乗効果を生んで大変元気な柳ケ瀬が実現していったと、こういうふうに思うわけであります。
現在は御存じのように、夜になるとシャッターがおり、皆さんは自分の地元にお帰りになる商店主の方々もおられるという状況ですから、やはり「柳ケ瀬に人が住む」ということが大変重要なキーワードであるという信念のもと、岐阜市では都心居住という発想で、高島屋南再開発事業などの進展に尽力をしているというわけであります。
先ほど柳ケ瀬の地価の下落がとまらないと、こういうお話がありました。それに対して空き店舗補助などを岐阜市がやることについての効果についての御質問もありました。物の価格、価値というものは当然需給によって決まるものでありますから、よりそこが欲しい人が多くなれば値段が上がってくると、要らない人ばかりであれば値段は下がっていくというわけでありますから、正常な市場原理に基づいて大体値段は決まるものと。それが補助等によってですね、下がるべきものを下がらせないということはですね、いけないわけでありまして、それよりも皆さんが魅力ある、そこに店を構えたいという環境をつくっていくことが大事だと思います。そのための前提条件が今申し上げた居住でありまして、地域に多くの方々が居住されれば柳ケ瀬は必然的ににぎわってくると、こういうふうに思います。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ △ 現在進行中 
→民間の意欲を活かしたまちづくりの活動を促進するため、岐阜市にぎわいまち公社において、平成17年度からまちづくりリーダーの養成講座を実施しています。また、JR岐阜駅周辺施設連携促進協議会、岐阜市中心市街地回遊性協議会および岐阜市中心市街地活性化リゾームが、本格的なエリアマネジメンと組織として発展するよう、参加や支援を行っています。(まちづくり推進部回答)

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