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▼ 質問(和田直也)

→いざナビ、これは御存じのとおり、携帯電話でQRコードを読み取ると音声でガイドをしてくれるというまちなかガイドのサービスで、岐阜城や鵜飼乗船場、岐阜公園や柳ケ瀬など、岐阜市内のまちの至るところに設置をされております。しかし、このいざナビは携帯電話端末には対応しておりますが、スマートフォンには対応しておりません。現在多くの携帯はスマートフォンへとシフトしており、今後の技術進歩は行くところも、そのスピードもとどまるところを知りません。現在まちなかガイドはGoogle社が提供するGoogleマップやストリートビューにも代表されるように、スマートフォンやアプリの中で役割が大きく変わっているように思います。
大垣市のソフトピアジャパンでは頻繁にiPhoneカフェが開かれ、多くの自治体関係者も情報収集や情報交流のために訪れております。こうした場にも積極的に参加するなど、地域の情報をどう発信していったらよいかなど、きちんと研究していただきたいというふうに思います。
都市建設部長には、岐阜市はいつ訪れても進んでいるねと言われるような対応をお願いしたいというふうに思いますが、お考えをお尋ねします。
同時に、「ぎふ・いざナビ」は観光客向けの色彩も色濃いことから、商工観光部においてもきちんと連携をお願いしたいと思いますが、あわせて商工観光部長のお考えをお尋ねします。

▼ 答弁(都市建設部長、商工観光部長)

→岐阜市ケータイサイト「ぎふ・いざナビ」は、QRコードを利用したまちなか歩きを支援するサイトとして平成18年度から運用を開始し、現在に至っております。提供している情報は、211件の施設案内情報に加え、毎月のイベント情報や地図情報などにも及んでおります。しかしながら、利用状況につきましては、平成21年度は月平均300件以上ありましたが、今年度は月平均200件ほどにとどまっております。
議員御指摘のとおり、昨今、携帯電話機器の進化には目覚ましいものがあり、今年7月にはスマートフォン利用者が1,000万人を突破したという報道もあります。「ぎふ・いざナビ」も運用を開始してから5年が経過いたしました。利用者が急増しているスマートフォンの特徴的な使い方への対応を初め、携帯情報端末の進化に対応するため、今後はQRコードを介した現在のシステムを継続していくかどうかも含め、新しい情報提供のあり方について研究を進めてまいりたいと考えております。

→岐阜市を訪れる方々が観光情報を事前に入手する手段としては、パンフレットやインターネット、旅行雑誌などが考えられます。また、実際岐阜市へお越しいただいた観光客の方がリアルタイムでアクセスすることができ、必要な情報を必要なときに、必要なだけ取り込める媒体として急激に利用者が増加しているスマートフォンを初めとした携帯情報端末などの有効性も十分認識はいたしております。
いずれにいたしましても、観光客にとって利用しやすいさまざまな媒体を活用し、関係部局、関係機関と連携を図り、的確な観光情報の発信に努めてまいりたいと考えております。

▼ 質問&答弁、その後の進捗状況ご報告。

■ 進捗度評価 ・・・ ○ 達成・実現
→平成24年度から都市建設部歴史まちづくり課が、ぎふ・いざナビをスマートフォンに対応するための検討を開始しました。(公財)岐阜市観光コンベンション協会は、既存の「岐阜市漫遊」ホームページを平成25年10月からスマートフォン対応化し、スマートフォン利用者の利便性向上を図りました。観光客と直接接している観光ガイドや武将隊などの協力を得ながら、既存のぎふ・いざナビの周知に努めるとともに、ぎふ・いざナビのスマートフォン対応を含めた、利用しやすい情報発信の方法をひきつづき検討していきます。

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